新旧交代は時の流れとはいえ全てを見とおされるお方の手の中で明るく爆笑もあって…

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着座式

両方の房が三段から四段に増えた

両方の房が三段から四段に増えた

6000から10万。これだけでは何のことだか分かるわけがない。今日12/16は菊池司教さんの着座式。そう、鹿児島教区よりも小ぶりな新潟教区から日本最大の教区に移動してカテドラルに溢れた数千人もの人々の見守る中、大司教の座に座った。カリタスアジアの総裁を務めているだけあって気後れしているどころか、いつもの彼らしい落ち着きで典礼は集会祈願からすべてを歌うことでこなした。安定した歌唱力もさすが。西アフリカのガーナ共和国で8年も宣教したこともあって、当時の同僚司祭が3人も出席。いずれも、司教さんになっての再会。ガーナのカトリック人口は約270万。駐日大使夫妻も参加され、大統領からのメッセージも読み上げられた。

粛々と、でも和やかに

子供たちからの花束贈呈

子供たちからの花束贈呈

説教は前任司教。ヨハネ福音書から。フランシスコ教皇の「誰も排除されていい人はいないし誰も無視されていい人もいない」という言葉を引用しながら東京教区がそうなったらいいと結んだ。ミサ後の式典は拍手や笑いで和やかに。司教協議会会長の高見大司教さんは前任者の労をねぎらう言葉も忘れなかった。ただ、「のんびりと余生をお過ごしください」に聖堂内は笑いの渦。確かに余生には違いないが、役目を終えていよいよすることもなく先が短くなった、みたいなイメージがあっての爆笑かと。しかし、埼玉教区の管理者の職は残るので余生を楽しむゆとりはないに違いない。

ガーナから愛

ビーズの首飾りが送られた

ビーズの首飾りが送られた

新大司教さんのモットーは引き続き「多様性における一致」。ガーナでの体験、カリタスアジアの総裁としての活動から自然に沸く思いかと。前任者の説教にも通じることで見事なコンビネーション。ガーナ時代の侍者ボーイが司祭となって日本で働いていることも紹介されて微笑ましかった。ガーナは召し出しが多いので「喜んで送ります」ということだったが、ザビエル様のDNAを受け継ぐ鹿児島教区がもっと国際化されて、文字通り「カトリック」になるために真っ黒い教区司祭が誕生したら素晴らしい。「菊池司教さんをガーナに連れて行くために来ました。でも、みなさんの喜びようがあまりにも素晴らしいのでやめておきます。」アクラの司教さんの挨拶は、彼がガーナでいかに愛されたかを知るのに十分だった。

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