健康の森公園
健康の森公園といえばぼくにはテニスコートしか思い浮かばないが、幼稚園にとっては緑の芝生。吉野からだと小一時間と少し遠出になるが、先生たちにとっては手頃の広さで子供を見るのにも安心。その点、近場の広大過ぎる吉野公園よりは魅力的だ。残念だったのは、木陰を作る樹木の多くが枝を払われていたこと。見上げれば入道雲を思わせる雲の塊の向こうには筋雲がたなびき秋の空。夏と秋が同居。おかげで涼しい半日だった。もっとも帰り間際の降灰にはあわてたが。
体力勝負(1)
親子遠足なので、目的地につくまではクラスの延長。したがって、バスが動き出してしばらくは指遊びをしたりしてエンタテイナー役。目的地に着くと、子供たちは先生の手を離れて母親の元へ。駐車場から芝生の広場までは先頭に立ってガイドさん役。クラスごとに分かれて場所を確保するのも担任のオシゴト。親子全員を集めて1時間ほどのゲーム。これも先生たちがリード。
体力勝負(2)
目的地に着いたら着いたで今度はお母さんたちへのデモンストレーション。ただ機械的に伝授するのではない。満面の笑みを浮かべながらいかにも「楽しい!」が伝わらないといけない。
体力勝負(3)
モンテッソーリ教育のキーワードの一つに「分析と統合」がある。それぞれの親子が入り混じって興に乗ったところでじゃんけんゲームで長い列ができて、最終的には大きな輪になったところでお昼となる。少し苦しいが、ここでも分析と統合が生きている?
解放の時は近い
いよいよお楽しみお昼の時間。子供たちは待ちきれない様子でもまだ先生のオシゴトは終わらない。何しろ、初めて顔を合わすお母さんたちもいるわけで、今後のスムーズなPTA運営のためにも、ひいては幼稚園運営のためにも仲良くなってもらわないといけない。「お名前を紹介するだけでなく、せっかくですからマイブームも」と促されて、「実は…」と話が膨らみ、「いただきまーす」はお昼前のちょうどいい時間。
ボクの収穫
念のため野鳥撮影用のカメラを持参した。正解だった。新緑に覆われた高い木の小枝でさえずるヒヨドリほどの尾の長い野鳥。見たことのない鳥だが図鑑で調べてみたらどうやらサンショウクイらしいと分かった。「頭から背は黒っぽい灰色で、腹側は白色。尾が長いのでほっそりして見えます。」(「サントリーの愛鳥活動」より)ちなみに声は、カラスやウグイスではない方。
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