重たい主題
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台湾制作のテーマの図案
会議前半の17-18日は恒例の養成プログラム。主題である「私が愛したように」をめぐっての夫婦、司祭の信仰養成。「私が愛したように」といえば、十字架の死に至るまでご自分を無とされた主の愛のこと、と誰もが思う。聞くだけでも重たくなるがのだが…。
深化するME霊性
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食事前のお祈りもアクション付き
五大陸からなるME世界会議が夫婦の対話から神との対話に舵を切って10数年になる。2度目の代表司祭となった最初の2008年のインド、ハイデラバードでのアジア会議は忘れられない。ひたすら、夫婦の日々の対話の継続が強調されてきたことに司祭の自分としてはどこか他人事みたいなところがあった。だから、少し重たい気持ちで出かけたものだ。しかし、もちろん、まるで自分の疑問に答えるかのようなプログラムに目を見張った。そして、「神様に繋がらない対話は、電気の通わない電車のようなもの」と断じたことに驚いた。「神様にプラグイン」というイラストも未だに鮮明だ。
プラグイン
その後のアジア会議は、「神様にプラグイン」をひたすら深めて来たように思う。毎回、司祭の自分がワクワクするようなテーマばかりだ。冒頭に記した「私が愛したように」は夫婦や司祭に限らず誰が聞いても人ごとでは済ませれないインパクトがある。これは、もう、黙想会のテーマと言っていい。我田引水になるようではばかられるが、一部を紹介したい。
私が愛したように
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遅れて参加のインド制作のバナー
イエス様のような生き方を実現するために必要な4点。①ありのままの自分に目覚めていること。つまり、自分の心の動きや思いを直視できること。悔しい、イライラ、恥ずかしい、認められたいナドナド。②変わることを恐れない。こだわりは誰にでもある現実だが、強すぎると頑固者で終わってしまう。③自分の愛の質を知る。好意の出し惜しみをしない。面倒になること恐れて安易さに流されない。不完全さを受け入れる。
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