空港からホテルに向かう車窓から見たローマ独特の笠松が青い空に映えて美しかった。
半開きの車の窓から入る風は寒さを感じるが、外に出ると肌持ちのいい気候。今、イタリアは冬から春への変わり目なのかもしれない。
チェックインを済まして指示された部屋は805号室。8階ではなくて2階の805。どうして?と思うのだが、イタリアでは受付の階が0階なので、日本でいう2階はここでは1階なのでややこしい。
ともあれ、タイル張りの部屋は素足でも気持ちがいい。着替えを一組3日分と荷物を最小限に抑えてあるので、早速洗濯。そしてシャワーでスッキリ。時計は早12時前。しかし、慌てることはない。ここでのお昼は1時。お昼は12時と決めたのは日本人?
ちなみに、夕食は、一般的に、7時半ということになっているらしい。メインとなるのが夕食ではなく昼食と聞けばまた面食らう。なるほど、昼食のテーブルには白と赤のワインが2本。日本語をしゃべることのなかった14時間の一人旅のあとだけに、仲間の司教さんたちとのメイン会食は楽しかった。ワインはお代わりしても料金に関係ないと聞けば嬉しくなる。食後のスイーツとキツ目のワインが、甘辛党のボクには絶品。
夕方、お買い物散歩。これがまた、破格の安さが嬉しくて、黒のローマンカラーシャツ2着購入。なんと1着が15ユーロ=約2000円。日本の四分の1!食事にしろ、シャツにしろ、日本とは豊かさの質が違うよう。しかし、浮かれて出てきた店先の物乞いの姿に心はたちまちブルー。ポケットの硬貨を差し出した。
そろそろ、夕食会の時間。
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