24日のこと

パウロのご像のまえで。昨日は、いろんなことがあった忙しい1日だった。先ず、午前中の省庁訪問の後の聖パウロの墓参ミサ。ローマ在住の日本人信徒や修道者20名ほども参加。我らが霧島神学生も。ミサ後、墓前に降りて信仰宣言するのがならわし。

あまりの巨大さに、つい聖堂にいることを忘れてしまう。久しぶりの再会につい大きな声で話していたら神学生から教育的指導。それにしても、巨大さの点に関しては聖ペトロ大聖堂を凌ぐのではと思われるほどだが、訪問者はまばら。ガランとして淋しい。城壁の外にあってアクセスが良くないせいもあるかもしれない。

その後、パウロ殉教の地を訪問。斬首されたパウロの頭がゴロンゴロンゴロンと三度転がったところに泉が湧いたと言われる。記念聖堂では何かの信心団体の皆さんがお祈り中だったが、聖堂正面の壁には3つの泉をかたどった水盤が設置されていた。

パウロ殉教の地。トレフォンタ(3つの泉を)。その後、教会のワザ、という珍しい名前の修道会に招待されての夕食会。57年前に創立された新しい修道会で、創立者は健在で86歳の女性。壁にかかった絵は、マリア様が傷ついたイエス様を介抱しているもので、どこかピエタを思わせる。会員の作品だという。傷つき疲れた教会の癒しのために働く修道会の霊性を描いたもの。

大きな責任を担う司教さんたちをもてなし元気にしてあげるのが会の本命。教会は人を癒すものだからその教会が活性化するためには司教さんたちが元気でないといけない。ということらしい。だから、「この家も皆さんの家でず。疲れを取るためいつでも休みにいらしてください。」決して、社交辞令ではない。なんと麗しいいい人々の集まりなんだろう。

スペインが発祥の地で女性会員14、5名と男子会員10数名(7名は神学生)が合唱で歓迎してくれた。多くの説明や案内でやっと食卓についたのは8時前。

クルシリヨ、ME、オプスデイ、ネオ、いずれも始まりはスペイン。スペインの黄金時代は今は昔かと思いきや、未だに世界に雄飛できる不思議なパワーを秘めた国ではある。

今日は神のお告げの祭日。マリア様の信仰に習いたい。

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