「日本人の欲望を必要以上に駆り立て、
狂わせるメッセージそのもの」と断じるネットでの書き込みもあるが、今読んでいる本の解説を見るとボクには悪魔的奸計のように思えてならない。いくつか紹介してみよう。
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フティティチュイチュイ 故郷のキジバトはそう鳴く
もっと使わせろ。無駄遣いさせろ。季節を忘れさせろ。贈り物をさせろ。組み合わせて買わせろ。気安く買わせろ。まだあるがこれで十分だ。このままの言葉遣いで額に入って壁に掛けた十訓を社員が毎日唱和する姿を想像しただけでゾッとする。
まるで極道映画で親分が、搾り取れ!消してしまえ!と命令している姿と重なるではないか。いやマッタク!
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警戒心が強くすぐに茂みに身を隠した
そういえば思い当たることは多い。よくネットで本を買うのだが、この本を買った人はこんな本にも興味があります、みたいな誘いが何時もつく。つい、どれどれと覗きたくなる。なるほどうまいやり方だなと単純に感心していたが、
上記のような策略が裏にあったと知ったら興ざめ。というより、そんな策略にまんまと引っかかった自分が情けなくなった。部屋にいながら欲しいものが手に入るのでネット様々とばかりに、それこそ”気安く買わされていた”とは!
持ちつ持たれつという点ではいいとしても、うごめく策略に全く気がつかなかったというのはやはり不気味。国民みんなが操られているとしたら一種の洗脳ではないか。時すでに遅しだが、そんな現実を知ることでささやかな抵抗にはなる?
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こんなにも澄んだコサギの顔を見たのは初めてカモ
暗澹とした気持ちを払拭すべく外に出た。カルガモの親子や見とれてしまうような美しいコサギの素顔にも触れた。というか、ドキンとするほど愛らしい瞳と目が合ってしまった。二反田川の野鳥たちはボクのいやし。
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