「園長ブログ」は只今申し込み中。それでも、徒然なるままに書くのは幼稚園のこと。

真っすぐがいい

満開の予感

満開の予感

11人分のテーブルが置かれた広い職員室の奥のテーブルが園長席。目の前では、先生たちが、12日の入園式に向けての準備に余念がない。おもちゃを取り上げられて手持無沙汰の子どもよろしく、多忙な先生たちに気を遣いながら、ブログ書きにいそしんでいると、「入ってもいいですか?」「ハイ、ど…」言い終わらないうちに「失礼します。」入れ替わり立ち替わり子どもたちがやって来た。どうやら先生に頼まれたものを取りに来たらしかった。どの子もそうして入ってくるところをみると、前半は後半のいわば接頭句みたいなものかと。子どもには間合いを取るのは難しいワザなのだから当然か。ともあれ、この一途さというか、真っすぐさがいい。

普段着談義

昨日上がった早めの鯉のぼり

昨日上がった早めの鯉のぼり

隣のクラスでは30名ほどの子供たちの預かり保育。普段着での登園はアットホームな感じで、個人的には好きだ。制服にはそれなりの意味があるらしいが、普段着ならよそ行きでなく家庭生活の延長線上にあるので、生活感のあるクラス運営を旨とするモンテの幼稚園らしいと思うのだが。「今日は何を着て行きたい?」毎日子どもに聞くことで、どちらかといえば没個性的な日本社会では貴重な「選び」の訓練となる。実際、クラスでのオシゴトは各自の選びで始まる。いいことづくめだと思うのだが。もっとも、親たちにしてみれば、制服だと一度で済むが普段着だとあれこれ買うことになるので出費がかさむことになるので「反対!」かも。しかし、子供たちとも話し合って計画的に買うことも可能ではないか。そんな大改革がすぐにできるとは思わないが、せめて、月一回「普段着の日」を提案してみたいとは思う。

本音の付き合い

指宿はもう5月の陽気

指宿はもう5月の陽気

「子供たちにお話を。」そんなことなど徒然に思いめぐらしていると突然声をかけられた。「何を話したものか。」思案を巡らしながら隣の部屋に移動した。子供たちがきちんと正座していて、点呼が始まるところだった。その子供たちが「お話し」のヒントをくれた。「お友達のみなさん。お返事は『ハーイ!』と叫ぶのではありません。『ハイ!』ときれいな声で言ってくださいね。では、練習してみましょう。・・・そうです。きれいな返事でした。『たすけてー!』というときは叫ばないといけません。」子供たちの顔が真顔に変わった。子どもたちとの本音の付き合いが始まった。

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