十字架称讃の日に
十字架称讃の日には何かいわれがありそうな感じもするが、唯一カルワリオの丘での主の十字架の惨劇しか思い浮かばない。そんなむごたらしい十字架を称讃するのは、キリスト者にとって
信仰の原点だからだ。少なくともボクにとってはそうだ。あの十字架上の断末魔の中で主はすでに世に勝たれたのだ。だから、主の復活は十字架で始まっている。というのがボクの信仰。神学生の頃、「カサブタの下にはもう新しい皮膚が始まっている」という、タシカ、シャルダン?の言葉に触れた時は鳥肌が立った。
ともあれ、そんな日の今日受け取ったカトリック新聞の声の欄。やっぱりあった。「神父様」問題が。愛すべき同教区の信者からだ。思わず破顔一笑。今度は、あんな風にぶっきらぼうな書き方ではすまないな。噛んで含めるように話せるようになりたい。そのうち・・・。
そんな、身内のほのぼのとした論争?に急停止をかけるようなNHKの番組。お隣の町の伝統建築を学ぶ500名もの高校生たちのドキュメンタリー。高校野球だけが青春ではない。いや、むしろ、この5000名の青春こそ人生のドラマ。それが、しかも、すぐお隣の県で毎日繰り広げられているのだと知ったとき、「あれ、ナンダ、日本の将来、大丈夫じゃないか。こんな高校生が毎年500人も現れるんだもの!」NHKさん、今日は二重丸を上げよう。日本中からこんな青春を発掘してはどうですか。
夕食後久しぶりにタクサンテレビを見た。今回も脈絡はないが、イキイキとした高校生たちの姿が早朝のトンビの鋭いくちばしを連想させた。
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