3.11を忘れない
「これは日本の被災者の役に立つでしょうか・・・」ケニアの寒村でも日本救援の思いは熱く、村でとれる豆を差し出したのは貧しい農民。
しかも村は数年来の旱魃で食糧不足が深刻で栄養失調の子供も多いという。3月31日読売朝刊より。世界に名だたる援助国日本の一大事と世界中の人々が立ち上がった。「不正にまみれた富で友達を作りなさい」(ルカ16.9)のという主のみ言葉を思う。
今朝開封した28日付の親友からの手紙。身近な人も立ち上がった。はがきサイズの用紙には「原発だめ!決断の春(とき)」の見出し。「科学的造詣の皆無な私は感覚的に原発NO!でした。」ボクもそうだが、これが普通の感覚ではないか。彼は続ける。「事故だけが問題ではありません。発展という言葉に隠されている、人間の限りなき欲望が人類滅亡への道だと思うからです。」
確かに、良かれと思ってはじめた国策が曲がり角にきていることは間違いないが、廃炉に20-30年もかかるという記事を読むとため息が出る。そんな中で「ままいきているといいね。おげんきですか・・・」と行方不明の母親に手紙を書きながら寝てしまった4歳になる女の子の写真に慟哭を抑えて絶句。胸かきむしられる思いだ。
こうして日本が、いや世界が大揺れに揺れているさなかに、それでもWYDに向けての準備は粛々と進む。スケジュールが立て込みいったんはキャンセルした準備会に出席。本大会だけの出席となるB日程参加者募集の窓口となる事務局は頭が痛い。夏の繁忙期は航空券の大まかな予約が難しい。おまけに、計画停電の影響で大学の始業式もめどが立たず、8月にずれ込まないか。もしそうなら、学生が大多数を占める参加者から大量のキャンセルが出るかもしれない。多額のキャンセル料をしがない学生に負わせるのは忍びない。悩ましいところだ。旅行業者を交えての今日の会議では「夏の真っ盛りに冷房なしの授業」は考えられない、との希望的結論。そうなることを祈るばかりだ。月にずれ込まないか。もしそうなら、学生が大多数を占める参加者から大量のキャンセルが出るかもしれない。多額のキャンセル料をしがない学生に負わせるのは忍びない。悩ましいところだ。旅行業者を交えての今日の会議では「夏の真っ盛りに冷房なしの授業」は考えられない、との希望的結論。そうなることを祈るばかりだ。
それにしても、東京での節電の状況はかなり本気だった。駅も空港も薄暗い。上空から見る夜の東京はまるでアジアのどこかの国の夜景そっくり。薄暗く、通りを照らすオレンジの街灯に縁取りされているよう。普段からこうすればいいのだ。今日で魔の3月が終わる。しかし世界中が忘れない。9.11と同じように。
10:00過ぎ帰館。
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