カトリック大隈学園新任教諭辞令交付式。今日、4月1日は県庁でも辞令交付式をするのだという。我らが学園もやっと世間並みのことをするようになった。

今年初の試みは、11時開始で、理事長の講話も1時間。いつも話しているようなことをまとめてみたが、自分にとってもいい機会となった。どんな感想を持ったか知らないが、ほとんどの先生が信者でないことを考えると、各幼稚園での園内研修で全員に話したい。

カトリック教育の理念、といえば難しいが大事にして欲しいこととしてまとめた。根本は「人は誰でも愛される価値がある」。①神に似せて造られた存在（創世記2章）②神の手に刻まれたもの（イザヤ49，１６）③神が祈りながら心にかけてくれる存在（ルカ15章放蕩息子の話）。

①はともかくとして、②と③はボクの独断だ。それほどに大事にされていることを人は誰でも無意識のうちに知っている。だから、「愛されたい、認められたい、粗末に扱われたくない、ましてや無視されたくない」と、子供から大人にいたるまで人であれば誰であれ強く強く願う。

そんな子供たちに伝えて欲しいことは①神様に対しては「人は見ていなくても神様は見ていらっしゃいます」②人に対しては「先生の目を見ながら話を聞く、みんなの中では静かにする」③自分に対しては「強い手・強い足・強い心」。新任だけあってノートをとったり一生懸命聞いてくれた。

「先生としてもですが、一人の女性としても成長したい」という抱負には思わず頷いた。一人の人間としての成長こそが大事。子供たちとがんばって欲しい。