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あっという間の諸宗教対話研修会

作成者 admin投稿日 2011年04月29日 19時03分 最終変更日時 2011年04月29日 19時03分
仏教門徒に信仰を説く

諸宗教対話の手引き

研修会も終盤。改めて問う。諸宗教対話とは何か。対話の定義をするよりも、対話の三つのレベルを整理したい。第一のレベルは個人的な対話。お隣ご近所との家の慣習をめぐる対話など、身近なお付き合いの中でなされるもの。第二のレベルは教会のすべての活動。宣教する教会にとって社会との対話は欠かせない。対話する教会はすべての人に開かれ、すべての人に尊敬と友情をもって関わろうとする。第三のレベルは諸宗教間でなされるもの。ある程度の訓練?が求められるというわけで今回の研修会がもたれている。

では、どうして諸宗教対話が必要なのか?理由は4つ。①人類は一つの家族だから。私たちは兄弟姉妹。対話のない家族は考えただけでもさびしい。②良心の自由。つまり、人間は良心の声に従って真理に出会う権利がある。それを目指すために対話が必要。③キリストに習う。つまり、キリスト者が、人々に語られたキリストに従って命の言葉を人々に語り、その良心に呼びかけるのは当たり前。④聖霊はどこでも働いておられる。つまり、聖霊が、すべての人の心に働きかけ、文化や宗教にも影響を持っておられることを信じるからだ。教会は、そういう違いを持った文化や宗教ともともに歩きたいと思っている。

ところで、諸宗教対話はどういう分野でなされるのかさらに具体的にみていくと、4つの分野に分けることができる。①日々の生活の中での対話。他の宗教の冠婚葬祭への出席など身近に体験する分野。②行動による対話。最近実施された核兵器廃絶(アームズダウン)に向けての署名活動など。③教理の相互理解による対話。これは信仰上も教理的にもかなりしっかりした裏づけが必要。④宗教体験による対話。これは個人的な深い宗教体験を分かち合うというのではなく、他の宗教行事に出席する場合のことで、参加と参列の区別がある。たとえば、今日の午後は曹洞宗のお寺のお祭りに招待された。先祖供養のときに香をたいたが私たちは焼香に立たなかったので参列。参加は信仰を同じくすることを表明する積極的な行為のこと。

そこで、諸宗教対話に際して注意すべきことを指摘しなければならない。①自分の信仰を隠したり、差し置いたりしない。今日の例だと、私たちは立たないことで「カトリックなのでお焼香は遠慮させてください」と意思表示をしたことになる。実際、気まずい雰囲気にはならなかった。相手も分かってくれるという信頼も必要。②相対的考えに注意。よく言われるように、登る道は別でも行き先は同じ。同じかどうかは対話を重ねてみないと分からない。それは違う、と議論するのではなく対話。これが実は難しい。日本人、というよりボクに果たしてできるかとも思ったりする。しかし、先ずは友達になること、と聞けばほっとするが。

研修会から最後のブログはまとめ。実は「カトリック教会の諸宗教対話の手引き」からの引用だ。実際に手にとって欲しい。これまでよりお付き合いが楽なること請け合いだ。

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