お忍び宣教
助任司祭の頃から懇意にしているかつての青年から別荘を購入したという話を聞いたのは昨年の春?是非一度見に来てくださいとの招きを受けながら応えることができないまま年を越してしまった。
13日、そんな彼から二人だけでの新年会をしたいとの電話。久しぶりとあって、会話も弾み、やがて宴も佳境に。そして、お暇なとき是非一度、と再度の招き。カレンダーをみると15日は「予定されている予定はありません。」「明日行こう。日曜日にミサもしよう」と話は早かった。
翌日14日の昼下がり、ゆらい愛でのミサ、会食、講話の後、迎えの車で吹上浜が近いという別荘へ。途中、彼の友人が経営する窯元に立ち寄った。その作風の特異さにも驚いたが山林の起伏をうまく利用した屋外に点在する展示所も独創的。夏に一日黙想に再訪したいと思った。
そんな個性的な窯元を見学したこともあって、彼の別荘にも似たような環境を重ねながら、楽しいおしゃべりドライブの後で見た現実に、気が抜けるほど驚いた。明るい田園地帯の通りに面した小さな団地の一角。ゆったりしたベランダ付きのかなり大きい和風の平屋。草刈機を購入したと聞いていたが藪はおろか木立すらない。ひとしきり、大いに笑いあって、奥さんを残して温泉に。
明けての今日は雨模様。先ずは三人でミサ。仏教徒ばかりのこの地域でミサが捧げられるのは恐らく前代未聞。小さな教会の始まりになることを願いながら地域を捧げて祈った。最近、ふとしたことから、毎朝ミサに行くようになったという彼の聖なる試みもノベナの祈りの成果だと一人「神に感謝!」ともあれ、今度は、ふとした思い付きが習慣へと深化するように祈ることにしよう。
10:30、笠沙方面へドライブ。加世田の真西、小さく突き出しているのが野間半島。その付け根にあった。ボクには未踏の地。鹿児島の秘境かと思えるほどに遠く、道路の整備がすすんでいるとはいえ、車が離合できない旧道は椎葉村を思わせた。しかし、小さな島が点在し、景観は優れている。かなり大きな瀬渡し船が2隻係留されている船溜りの景観は動画に収めた。
立ち寄った小さな市場の隣はホテルだと聞いて思わず「誰が泊まるんですか」と聞いてしまった。「観光客です。」怪訝な顔の店のオバサンが答えた。「エッ、観光客が来るんですか!?」あやうく口に出すところだった。同居の司祭たちが好きなふりかけを3袋買った。川辺の道の駅で食べた手打ちそばは生節ダシで絶品。名物の豆腐二丁購入。
3:00帰館。
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