１６日、日曜日。９：１５。イエス会本部聖堂で日本人会による浜尾枢機卿の追悼ミサ。３０名ほどの日本人信徒や勉強中の司祭たちと枢機卿の事務所で働いていた職員達４，５名。

ホテルに戻った後、教皇と共に捧げられるお告げの祈りに参加。「ベーネデット！ベーネデット！」甲高い子供たちの声がマイクから響いていた。幟を立て、国旗を振り振り、さながらワールドカップの大声援。１２：００丁度に窓から手を振られる姿に声援は大音響に変って最高潮。それでも第一声にピタリ。先ずは１０分ほどのお話し。最後は子供たちに、「寒さの中を一緒に過ごしてくれて有り難う。子供の皆さんは教会の大切な宝物」と労をねぎらわれた。日曜日ごとに行われるのだという。

ザベリオ会本部でお昼とシャワー。ザベリオ会馴染みのタクシーが来てくれた。普通のバンに面食らったが、そのまま離陸するのではないかと思うほどのスピードはさすがのボクも初体験。暗くてメーターの数字は読めなかったが針は右４５度をとっくに過ぎていたので１８０キロ？なんの連絡か知らないが、片手にケイタイの時も何度か。面食らうを通り越して恐怖に身がこわばった。

午後８：２０。搭乗開始。９：２０の離陸後間もなく、ふと目をやった翼の向こうの水平線。赤に近いような濃いオレンジ色で縁取りされ、その上に深いブルー。時間と共に鮮やかさを増していく夜明けのショーに見とれた。広大なシベリアの雪原には、ふと出水の鶴たちが思われて・・・。１７日夕方５:００頃成田着ということだったので、今回も、本を読んだり、前回見た映画のおさらいをしたり、新しいものを何本かつまみ食いしたりして徹夜。トイレに何度か立ったが、結構徹夜組がいることが分った。ワイン漬けのローマの後だけに、今回は、カクテルと日本酒だけで十分。

こうして１７日午後５：２５、１２時間のフライトは終わった。トランクを宅配にしてリムジンで都内に移動。潮見で古賀神父さんと落ち合い、直ぐに夕食へ。久ぶりに焼酎を沢山飲んだ。

とりあえず帰国の挨拶だけを。写真は明日。