ちぎり絵と巨木と・・・
今朝二人のシスターの訪問を受けた。回心のパウロの記念日が近いので挨拶のため。修道院で捧げられたお祈りの数々に圧倒された。
懐かしい種子島からの祈りの花束とともに祈りのコーナーに安置。長い司祭生活の中で「あれは沢山の人々のお祈りのお陰だった」と感謝したことは数知れない。
現場を離れた今、小教区にいた時のような生々しい現実に直面することはなくなったが、いろいろな教会を訪ねたり関わりの幅は数倍広がった。それは即責任範囲の広さと比例する。それだけに、「あれもこれもみんなのお祈りでしのぐことができた」と実感することは多くなったように思う。それだけに、祈りの山を目の前にすると安心の保証を得たようで泣きたいほど嬉しい。
シスターからいただいたお祈りのカードの表紙は真っ赤なハイビスカスのちぎり絵だった。シスターの作だという。はさみは全く使わない。花びらの色の微妙に違う濃淡。花弁の先端の点のような黄色い花粉。そして葉っぱの筋とその波状。精巧さに驚いた。ちぎるイメージが180度変わった。作品展で入賞した大浦天主堂の大作もあるのだという。そのうち鑑賞させてもらえる約束をして別れた。
今日のウォーキングは城山登山。しかも、初めてのルート。遊歩道は整備されているだけでなく、森の中の道なのにきれいだ。よく見ると、落ち葉はきれいに脇のほうに掃き寄せられていた。一体誰が?もしかしたら市の管理下にあるのかもしれない。野良猫たちが沢山いた。上り口から展望台まで20分弱。途中、うっそうとした中にクスの巨木が数本ある。
かつては、展望台から見下ろすとザビエル教会の赤い屋根が見えたものだが・・・。建設中の19階のマンションに阻まれてカテドラルは完全消滅。誰かを案内するときは「あの赤い屋根が・・・」と少し誇らしく指し示していたものだが、今後は「あのノッポマンションの後ろ」となる。マッタク!草牟田墓地に降りて帰館。これもいいコースだった。しばらくは城山の霊気を吸うことにするか。
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