ついにアーモンド
“聖書の植物の庭“でアーモンド開花。なにかと立ち寄っては新芽を確かめていた。今日の暖かさは間違いなく春。立ち寄って驚いた。新芽どころか、一輪だが開花!
ネットで調べたら、「日本では3 - 4月にかけて、葉のない枝に、サクラとよく似た白色・桜色・桃色の花弁の端に小さな切込みの入った花をサクラ同様一斉に咲かせる」(ウィキペディア)とあった。なるほど、「バラ科サクラ属」(同上)なら当然だ。でも、どうしてバラ科なの?
ま、それはともかくとして、中央に植えて正解だった。ただの空き地がピンク色のアーモンドで華やかになることだろう。成長すると、訪れる人の目を引くこと間違いない。だからアーモンドを植えたのではない。預言者エレミヤの興味深い召命にまつわるものだからだ。
「わたしはあなたを母の胎に宿る前から…諸国民の預言者として立てた。」エレミヤはあせった。「…わたしは語る言葉を知りません。わたしは若者にすぎませんから」(エレミヤ1.5-6)。そんなエレミヤの弁解を神様は全く意に介されることはなく、いいから、「わたしが命じることをすべて語れ」(7節)。
神様の説得が続き、戸惑うエレミヤにまたしてもお言葉が。「エレミヤよ、何が見えるか。」その時、エレミヤが答えたのが「アーモンド(シャーケード)の枝が見えます」(11節)。実は、このシャーケードはヘブライ語で、「見張っている」という意味のショーケードと似ていて、「…私の言葉を成し遂げようと見張っている」(12節)と神様が言葉の遊びをしながら、エレミヤを説得される口説の手法は見事。気が付いてみると、エルサレムの神殿の庭?には、「ヤコブの家よ、イスラエルのすべての部族よ、主の言葉を聞け」(2.4)とこぶしを上げて叫ぶあの弱気のエレミヤが立っていた。神様のマホウはすごい。
聖書の世界では、春になったら一番先に咲くのがアーモンドの花だという。日本では、梅には負けるが、復活の春を告げるのにふさわしい預言者的花には違いない。
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