連休最終日。10:00前、野鳥観察へ。思川（おもいがわ）では30分ほどダイサギを観察。神経質で、人の気配がするとすぐに飛び立ってしまう。  

しかし、場所を変えて、しばらくすると橋の下から大股で移動する先ほどのダイサギが目の前に現れた。なんだかおかしかった。それにしても何を急いでいたのか。

天降川河口では全く想定外の面白いものに出会った。先ず、目を見張ったのは、用水路に注ぐ温泉。実は、閉館した温泉施設のものと分かったのだが、15センチほどのパイプから滔々とお湯が流れっぱなし。もったいない。せめて地域の人々に分けてあげられないものか。浜千鳥以外の野鳥には会えず車に戻った。

途中で、海を眺めている男性が。声をかけると「エイがいます。」見ると、30センチほどのエイが悠然と動き出すところだった。初めて遭遇する本物のエイ。「水族館から迷い出たの？」「ボクの棲家はもともと海です」とは言わなかったが。

さらに北上を続けた。蛇行する川から車道がそれていくようなので、途中で農道に入った。しばらく行くと道路わきに赤っぽい頭のサギの軍団が。あとで調べてみたらアマサギと分かったのだが、一斉に、同じ方を向いている先には作業中のトラクターが。どうやら飛び出してくる昆虫が目当てらしかった。車を止めても逃げようともしない。おやつを待っている幼子のようで、なんだか愛らしかった。

真っ直ぐの農道が終わったところで川に沿って走る土手にぶつかった。みると人工の堰に数羽のダイサギとコサギのお昼時。車を止めて、なんとか、小魚をゲットした瞬間をとらえたかったのだが、またも逃げられた。ホントに神経質で困る。仕方がないので川に沿ってさらに上流を目指した。

長い土手道が終わりかけたあたりで、ヨシ原から聞こえるせわしない鳴き声に車を止めた。ヨシキリに違いない。ヨシ原で鳴く野鳥といえばヨシキリ。勝手に思っただけだが、帰って調べてみると、鳴き声も姿も同じだったので間違いなかった。なんだかクイズに当たったみたいで嬉しかった。正確にはオオヨシキリのよう。残念ながら、カメラに収めることは出来なかった。

そうそう、調べて驚いたというか、てっきり天降川と思い込んでいたのは実は別府川ダッタ！次回のお楽しみにしよう。久しぶりの渓谷園の温泉で至福の時をもってボクのゴールデンウィークは終わった。とにかく楽しかった！