アヒル談義
大水で気がかりだったアヒルたちのことについて「アヒルネットワーク」に素朴な質問をした。すると、いろいろ教えていただいた。
まず、アヒル(家鴨)の先祖が、マガモであること。飛ぶ機能は失われていることも分かった。では、どうして大水の難を逃れることができたのか。豪雨の中でもたとえ何キロも流されても元の場所に戻ってきたという話は多いらしい。帰趨本能ということか。なるほど!
ということは、たとえ豪雨でもアヒルは溺死したりしないということか。海の水を飲んでも平気だということが紹介された「(有)坂井利夫家禽家畜診療所」のHPにあったので、あのアヒルたちは、錦江湾まで流されてもまた戻ってきたということらしい。まさか、激流下りを楽しんだわけでもあるまいに。ともあれ流れに逆らわずか。しかし逞しい!
同HPにはアヒルの名の由来も記されていて、昔は「あひろ」といったらしい。水かきがあって足が広いから。またアシヒロからという説もあるらしい。いずれにしても、アヒルが「足ひろ」だったとはこれも納得。
そんなアヒル賛美を知らばこそ。二羽の小サギが川面すれすれに上流に向かって飛んでいった。いつもの風景が戻った。なんだかホッとした。しばらく行くと、いつもの餌場にはなぜか一羽だけが。「こんにちはー」長身の男性がゆったりした足の運びで横を抜いていった。僕としてはいつもよりピッチを上げていたつもりだったので、気持ちよく返事は返したものの、少し悔しかった。
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