インチョン教区創立50周年
446,000人。創立50周年を迎えたインチョン教区の信者数。それでも、なぜか大司教区ではない。ともあれ、そんな大所帯でも韓国では4番目だという。
それはともかく、好天に恵まれた6日の祝賀ミサに集まった人は35,000人。空席が目立ったのは45,000人収容という巨大スタジアムのせいだ。この日は戦没軍人慰霊の日で国の休日。開会前に黙祷が捧げられた。11時開式だが、フィールドでは1時間半も前から若者たちによる強烈なドラムのリズムに乗った歌と踊りのパフォーマンス。最後はカトリック信者でシンガーソングライターとして超有名な、父親をアメリカ人に持つというセシリア・イ・スーニさんの、これまたトラックを一周しながらの熱唱に、司教さんたちまで身を乗り出しての鑑賞。
10:40分トラックを一周する入場が始まった。十字架を先頭におびただしい数の侍者の子供たち、そして神学生に200名余の司祭団が続いた。18名の司教団が顔を出すと会場からは万雷の拍手に、声援とも歓声ともつかないウォーウォーという興奮した歓呼の声。まるで好取り組みのサッカー試合前のような雰囲気に戸惑ったが、50周年のお祝いだからみんながおおらかになっているのかもしれない。おおらかといえば、ボニファチオ・チョイ司教さんはおおらかな人柄で知られているのだという。だから、高齢?の神学生を3人も受け入れてくれたと聞いた。
ともあれ、もっとも印象的だったのはミサ終了前の祝賀式。カトリック信者だというインチョンの市長さんの祝辞に大統領からのメッセージも。さすがに総人口の10%を占めるカトリックの実力を実感。その後、いくつかの感謝状に続いて小学生から大人に至る10名ほどが朗読台を囲むように立った。右手を上げながらなにやら宣誓している風だったので、恐らくそれぞれの立場で宣教に励むという決意表明だったのかもしれない。「あと2,3年もすれば前を行く二つの教区を抜くと思います」との司教さんの言葉が思い起こされたからだ。
二組の家族が紹介されると喚声が上がった。目の前の家族は子供7名。左手の家族は多すぎてよく分からなかったが子供10名以上?「今頃は2人が普通になったというのに・・・」隣の司教さんが感に堪えたようにつぶやかれた。最後は、今年生まれた赤ちゃんに対するそれぞれの司教による祝福。ボクの前にも立ったので赤ちゃんだけでなく母親の上にも手を置いて祈った。
これだけ大きな集いにもかかわらず整然と運営され、しかもほのぼのとアットホームな演出は見事だった。
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