想定外物語
このところ、想定外、という言葉を使うのは誰かを揶揄するようで気を使うのだが、今回ばかりは文字通りの想定外。
インチョン教区創立50周年記念式典に招かれ、「迎えが行きます」ということだったので出口での「ようこそ」を信じて疑わなかった。しかし、出国手続きもスムースに済んで外に出たが声をかけてくる人はいない。30分ほど待ってもそれらしい人は現れない。幸い、インチョン教区の司教さんからの招待状を持参していたので住所も電話番号もOK。携帯を忘れたとしてもあわてることはない。で、公衆電話に向かった。しかし、日曜日とあって教区事務所は休み。応答なし。
こうなると自力で行くしかない。バスも楽しいに違いない。バス停に向かうと、インチョン市内までのバスが10分おきに出ていることが分かった。しかし、このバスがまた、待てど暮らせど来ない。30分ほども待ってやっと来た。バス代2,500ウォンを取り出そうとしたら日本語のアナウンス。「・・コオリヤマ ケンジロウ様、5番出口まで・・・」ヤレヤレ、胸をなでおろしながら駆けつけたものの、そこでもそれらしい人は現れない!
「呼び出しがあったので来たのですが・・・」目の前の観光案内所で聞いても「さあ・・・。」「エーッ!?」おおげさなリアクションが効けたのか、ややあってメモを見ながら「・・・ケンジロウ?」「ソウデス!」言葉を返すでもなく無愛想にダイヤルして何やら話したと思ったらヌッと受話器が目の前に。歓喜したのもつかの間、なんと、迎えの人は金浦空港に行ったのだという。40分ほど待つように、だって!
まさか金浦空港に行くとは!迎えを頼んだシスターとは何度もメールでやり取りしていたし、鹿児島からの便は一つしかないので時間だけ書いたのだったが、彼女にしても「まさか金浦!?」だったらしい。司教さんも大恐縮されたが、ブログを書いたり昼の祈りもゆっくりできたのでよしとしよう。
良しと言えば、司教館で手配したホテルの豪華なこと。五つ星。ミャンマーの司教さんも投宿しておられて一緒に司教館での夕食に。ビュッフェ形式。簡単な機内食でかなり空腹だったので6:00の夕食はありがたかった。1時間ほどで早々とホテル帰還。
この時間午後8:00だというのに外はまだ明るい。緯度の高さを実感。
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