カトリック墓地跡
つい一週間ほど前、草牟田墓地の一角に教会の墓地跡があると聞いて興味を覚えた。是非探し当てたい。数人の証言はいづれも不鮮明。何とか見つける方法はないものか。
情報提供者に電話をしながら気がついた。「墓地管理事務所に聞けばいい」。どうしてこんな簡単なことに気がつかなかったのか可笑しかった。「ここですが、誰も来る人はいませんガヨ。ほったらかされたままなので撤去してもらいたいのですが・・・。」いかにも迷惑そうに教えてくれた。
墓地内の本通(?)をしばらく行くと分岐点。右折してしばらく行くともう一つの分岐点。それを右に。ここからは車は無理。見上げると目印のテレビ塔が。細い急坂を上り詰めると眼前に大きな石造りの立派な十字架。「オー!」思わず息を呑んだ。凛と立つ十字架とは対照的に、周囲はまさに廃墟。アンナやマリアの霊名の墓石が数基かなりしっかりと立っている。中には洋風のものも。こちらは立派な御影石。
「撤去・・・」とは何を言いたかったのだろうか。「きちんと片付けて欲しい」ということならこれまで放置したことが恥ずかしい。確かに何とかしないといけない。周囲には一般の人々のお墓もあることだし、やはりみっともない。それ以上に、お墓を大事にする日本人にとって証にならない。どの墓前にも新鮮な花が供えられているというのに、墓地跡とはいえ、十字架にも申し訳ない。
十字架を中心に分散した放置墓を集め整備したい。そして、「カトリック墓地跡」の記念碑を立てよう。十一月の死者の月のどの日曜日かに、広大な草牟田墓地に眠るすべての人々のために野外ミサを捧げよう。すべての墓地を見下ろす頂上の教会墓地跡はすべての死者のために御父に祈る場としてもっともふさわしい。急坂は周囲の人々のために捧げられるロザリオの道だ。こうしてここも新たな巡礼地になる。
あっさりと念願成就。帰りは冷水まで足を伸ばして水道発祥地の現水源地を確認。ここから鶴丸城は近い。なぜ城山経由にしたのか疑問は解けなかった。
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