21名。2006年までの5年間、そして5人の園長が引き継いだ8年間、計13年。かつて達成したことのない数字だ。「これは慰労に出かけないといけない。」

昨日は終礼にも顔を出し、本番の今朝は9時半の朝礼にも参加。始まりの祈に終わりの祈りも。これは、主任司祭の役割。理想として思い描き続けた幼稚園運営の姿が実現していて嬉しかった。つまり、園長という実務は信徒が、司祭は司祭として本来の霊的サポートに徹する。

幸い、主任司祭は英語を母語とする陽気なフィリピン人。たちまち子供たちの心を虜に。英語のクラスは大人気だという。何よりも、12名のスタッフのチームワークによる努力は言うに及ばず、こうした司祭のサプリメント的関わりも功を奏しているのかもしれない。念願だったモンテッソーリ教育にもメドが立ち、本格的な教師養成コースへの派遣も決まっている。

21名ともなると子供たちも多士済々？泰然自若の肝っ玉母さんタイプにマイペースでふざけるお笑い芸人タイプと、見ていて飽きない。もっとも、後ろで見守るお母さんやお父さんたちにしてみればハラハラドキドキに違いないが。驚いたことに、先生たちが演じる「ニコニコようちえん」は効果てきめん。泣いていた子も一時停止とばかりにくぎ付け。こうした子供たちがやがて静かにオシゴトに夢中になり、“強い手、強い足、強い心”の子に成長する。21名の天使たちに栄光あれ。

明日一日おいて、あと二つの入園式が待っている。