はじめての聖母幼稚園入園式へ。聖堂下のホールに入るとシスターとバッタリ。「初めてではありません。」すっかり記憶喪失。

ともあれ、園長さんと司祭館でコーヒータイム。コーヒーを入れている間にも「面接」で席を立った。今日の入園のための面接と聞いて驚いた。こうして、56名もの新入園児を迎えることに。

10:30、３月まではお世話を受けていた子供たちがお世話係に昇格して誇らしそうに入園児の手を引いて入場してきた。おそらくモンテッソーリ幼稚園の特徴かと思われるが、入園したばかりの子供には決まった子供がお世話係と称する特命？を受け、何かとサポートする。中には手取り足取り世話を焼く子もいて、全体としてモチベーションはかなり高い。これも社会性というかコミュニケーション教育の一環として有効。退場時にも入場と同じように手を引いていくのだが、引く方も引かれる方も、どちらもまだぎこちない。

窓際の来賓席に座っていると、横に座っている男の子たちは、初めて見る見知らぬジイさんに、怪訝そうな視線を送って身の処し方に戸惑っているようだったが、年長の女の子はすぐに「タッチ！」歓迎の手を伸べてきた。この年頃の男の子は、なんといっても女の子にかなわない。

吉野幼稚園時代が蘇った。今日みたいに晴天の昼下がり、園庭で男の子たちからタックルの歓迎を受けて地面に倒され、5人10人と容赦のない馬乗り攻勢。さすがに重たくなった。「タスゲテ…くれー！」すると、どこからともなく現れた救いの女神の母性本能に火がついた。両足を踏ん張って腰に両手を置き、肩をいからせて「やめなさい！園長先生可愛そうでしょ！」未来の肝っ玉母さんの足元でしぶしぶ立ち上がったガキ大将たち。

今朝のタッチの子もきっと男の子たちを従えるハズ。