カナダ紀行2
今日10日(土)は、前回2006年8月に訪れた聖アンドレ修道士聖堂でミサ。この聖人は興味深い。聖十字架兄弟会の修道士で、学校の門番で祈りの人。とくに、聖ヨセフに対する信心が篤く聖堂の御像の前でよく祈ったという。
周囲の病人の世話をし、御像の前のランプの油を患部に塗ってはマッサージをしていた。すると、奇跡的に治る人が出てやがてその名声は各地に広がり、多くの人が訪れるようになった。感謝する人々に「聖ヨセフのおかげです」と話していたという。今では、ルルドの水のように、小瓶に入った油が売られている。
10:00、小聖堂でカナダ在住の日本人17名とともに8年振りのミサ。40年にもなるsさんがカナダ移住を決心したのは公教要理の神父様の人柄に惹かれたから。「こんな素晴らしい神父様の国で住んでみたい。」ロマンチストというか、40年も住んでいるのに、一見して、「観光客?」親しみの湧く人柄がいい。「この人が信じている宗教なら間違いない」と思ったので洗礼を受けたという話を思い出した。新しい始まりはいつ用意されるか分からない。いずれにしても、いつも祈りで支えてくれる恩人たちだ。
ミサ後、皆さんと別れ、いったん神学校に帰って昼食。2:00、かつて福岡の神学校で教えたプレヴォ師の墓参のためオカへ。日本語の丘そのままの発音なので聞いてみた。同行した2人の司祭たちは、いずれも「分からない。」
ともあれ、約1時間のドライブを買って出たのは80歳になるスピード大好き老人。というか、運転が大好きな老司祭。高速道路も田舎道も100キロで猛進。しかも、「この冷房おかしい。足だけが冷える」とかなんとか言いながら、スピードを緩めることなく機器いじり。怖いものだから、「大丈夫です。運転に集中してください」の嘆願も聞かばこそ。イヤ、シマグチのような英語が通じなったのカモ。ともあれ、1時間後、何事もなく 、最初の目的地スルピス会の保養センターに無事到着。
大きな湖の岸辺に建つセンターに隣接する聖堂は、かつてはスルピス会が運営していたが「教区に売った。」「教区に譲った」とは言わないことに違和感を覚えたが聞きそびれた。
墓参の後、インディアン集落を車で見学。彼らは税を免除されるなどの優遇措置を受けているのだという。家そのものは、そこそこ整えられているが、森の中のせいか、ゴミが散らかり、何台もの朽ちた車が放置され雑然としていた。牧場経営もしているようだった。全人口34,000,000人のうち3,8%だというから約370000人ほど?
今日も早めの就寝。
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