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タイムスリップは楽し

作成者 admin投稿日 2010年04月26日 21時30分 最終変更日時 2010年04月26日 21時30分
タイの朝食

郵便物の定位置に毎月早めに届く玉里小教区報。一面をほぼ占領しているのは我らが園田神学生

の講話とインタビュー。司祭召命への一歩を踏み出すことになった思い出の教会だという。話は暖かく彼の人柄が感じられて感動した。それにしてもずいぶんしっかりしてきた。まもなくスペインに旅立つがきっと大丈夫だ。

注文していた本が届いた。「名越(なごや)左源太の見た幕末奄美の食と菓子」先祖たちがどんなものを食べていたか興味がある。数ページ拾い読み。「南島雑話」をもとに書いたそうだが薩摩の人にしては奄美の人を軽蔑することもなく謙虚な人柄で、いわゆるできた人だったらしい。どういういきさつか分からないが長男のお嫁さんは島の人だったというから奄美がよほど好きだったらしい。読みさしの本が増えるが少しづつのお楽しみだ。

一方、ワルトルタの本はエリサベト訪問のくだり。まだ二人は同居していないので、働き者のヨセフ様は仕事上がり、毎日のように様子を見に来る。エリサべト訪問を告げると「エルサレムまで買い物のついでがあるから」とロバで送ってくれることになった。なるほど、マリア様のエリサべト訪問はやはり一人ではなかった。しかも、ヨセフ様が一緒だったとは!もっとも、エルサレムから先はたまたま同じ道を行く知り合いの老人に頼み、一足先にエルサレムに戻る段取りをつけた。懐胎のことはまだ打ち明けていないのでヨセフ様が仰天する場面はまだ。

それにしても、室内の様子にマリア様の動き、一日がくれて行く辺りの様子、時を越えてリアルな再現描写に思わず引き込まれてしまう。しかし、書いている当人は「ここでビジョンは終わる」とまるで冷静な観察者。これもまた少しづつのお楽しみ。

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