確かな一歩
昨日の涼しさとは打って変わって初夏のような陽気だ。そんな中約70名の信徒が参集して第三回目
となる信徒総会開始ミサが始まった。昨年11月1日母間教会献堂50周年以来だ。祭壇を飾る花は庭先で咲いたユリにグラジオラス。「市販のものはありません。」誇らしげなシスターの言葉には島を愛する心が感じられて微笑ましかった。
総会のテーマは「心を一つにして」。これが年間テーマとなる。母間を中心に散在する9つの巡回教会はいずれも老朽化が進み年間の修繕費は100万を越すという。「たとえ信者が一人だけでも大事に使っていきたい」という主任司祭の言葉に牧者の心を感じた。
「トライアスロン」が年間行事予定の一つとなっているのも日本広しと言えどもここだけに違いない。教会の地元密着志向?福音の文化内開花?実は、ドイツ人協力司祭が毎年参加するからという明快な理由があるからなのだが、教会上げて応援する姿は手放しで微笑ましい。そういうボクも3年前誘われて参加したがあれ以来お呼びがかからない。
和やかな雰囲気の後での「質疑応答」はいかめしい会議の雰囲気がして違和感を覚えたが、典礼委員会設置が提案されて早速顔ぶれが決まるなどしっかり成果をあげることができたのはさすがだった。
総会後、「実は・・・」と主任司祭から終身助祭候補者の推挙がなされた。88歳という高齢にもかかわらず元気じるしの元伝道師。教会内はもちろん地域でも絶大な信頼を得ているという。主任司祭のたっての願いで年齢制限を大きく超える例外が「終身助祭養成委員会」によって認められたもの。「徳之島初の終身助祭がまもなく誕生します。」聖堂内には歓声とともに祝福の拍手が満ちた。
「今日のアレで候補者認定式にしてはどうか。」「え、いいんですか。」空港への車中で半分本気で言ったものの、確かな一歩になったことは間違いない。12月19日の叙階式のための再訪を約束して別れた。
55分の快適フライトで5:30帰館。
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