ニンニク行
ジムの閉鎖移転に伴い距離的理由で継続を断念したが、おかげで5:00起床が身に付き、同じ時間帯を読書に当てることにした。
今朝読んだところで印象に残ったのがニンニク行。「忍辱という精神的習慣がある程度世界中の人々にできてきたら、それだけでも世界の平和は保たれることでしょう。」(法華経の新しい解釈 庭野日敬著 90頁)忍辱はニンニクと読む。寛容という意味だという。菩薩、つまり修行者が努めるべき六つのことのうちの三番目がこのニンニク行。
釈尊は「徹底した寛容の人だった」(同88頁)というのが著者の言葉だが、立正佼成会の皆さんとお付き合いしていてなるほどと頷くことは多い。ともあれ、そんな著者が最も排他的な宗教と決め付けていたのがカトリックだったという。そのカトリックから公会議に招待されたときの驚きは言葉に尽くせなかったという意味のことを読んだことがある。それ以来、カトリックと親しい間柄になったのは嬉しい。身近な人々との平和な関係から世界の平和へと一貫して流れる寛容の精神はまさにカトリック(普遍的)の名にふさわしい。
一方、地をあまねく覆う天の拡がりの如き父なる神の広大無辺な愛を口にする割には不寛容を目にすることの多い我らがカトリックの家庭の事情。「地域の活動のほうがずっと楽しい」と言って教会を去ったかつての授洗者の言葉は何十年たっても耳から離れない。何があったのか本当のところは分からないが居づらい何かがあったに違いない。カトリック的ニンニク行が急がれる。
二日空けてのランは予想外の好タイム。帰りの信号待ちでふと見上げた空はさながら航空ショー。空の澄み具合もすっかり秋。なんだかウキウキだ。
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