フィレンチア小旅行
12月8日。今日は、無原罪の御宿りの聖母大祝日。イタリアでは国際日だという。6:30に二人でミサを済まし、簡単な朝食の後7:15、ブラザーがバス停まで車で送ってくれた。
8:55分ミラノ行き。早朝だというのに、連休でもあるせいか、駅はごった返している。そんな中、物乞いのおじさん。豊かな国にどうして?無視する人もいるが大方は小銭をあげていた。幸い?お金は中野神父さんがすべて管理。この手の物乞いが行く先々にいて複雑。どうしたイタリア!と叫びたくなった。
ともあれ、乗った電車はいわゆる六人部屋のコンパートメント。ソファーのような椅子で快適。やっぱり、日本の電車のことが思われた。新幹線でもかなわない心地よさだ。ただし、遅れるのは普通だそうで、結局、13分送れて発車。しかし、お詫びのアナウンスもない。そういえば、余計なアナウンスが多い日本の駅はこれまた見習う必要がある。それだけではない。バスも含めて歩く歩道やエスカレーターの過剰アナウンス。どうにかならないものかと思う。それに比べて、ここの駅はとても静かだ。自己管理が行き届いているからかもしれない。甘ったれ日本社会!思わず怒りが。
まだ言いたいことがある。電車のスムーズさは一体どうしたことか。線路に繋ぎ目がないから?まさか。とにかく静かに走ってくれる。それに引き換え、あの、新八代から博多までのリレーツバメのガタンゴトン。振動に揺れは一体どうしたことか。まるで、ローマの市内バスレベルだ。ハイテクを誇るJRはスピードばかりを目指さないで快適さを追求すべきでは!?そして、ローマの国鉄に研修に来れば良い。
ともあれ、憧れのフィレンチア。先ずは、小雨降る中、タクシーでウフィチ美術館へ。長蛇の列を見てあきらめた。庁舎の建つつシニョーリ広場を通ってカテドラルへ。緑やピンクの大理石での造作はどこかイスラム建築を思わせる。中は意外と殺風景。鹿児島教区のために祈った。ついで、ドミニコ会聖マルコ修道院へ。といっても、すでに博物館となって修道士はいないが、14世紀の建物はそのまま。院長はサボナローラ。正義感強く、当時の両替商のやり方を批判し、教会当局をも批判。そのため、教会当局の怒りに触れて庁舎前の広場で火あぶりの刑に。そんな教会の暗い歴史にも関わらず人人人の波。見所は、受胎告知と各修道士の部屋に描かれた主の受難・復活などの壁画。最後は、聖十字架教会。ダンテやあの蝶々夫人の作者で有名なロッシーニの墓もあるので有名。
帰りの電車はやはり30分遅れ。今度は英語の放送もあって、30分の遅れのお詫びも。8時半、遅い夕食。本部の皆さんはとっくに終了。二人でフィレンチアの旅に乾杯。
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Re:フィレンチェ小旅行
聖マルコ修道院の階段を昇った所にある絵を
僕もそっと撮りたかったのですが・・・。