日本のマフィア?
今日はバチカンに移動の日。午前中、中野神父さんの母校ウルバノ大学に隣接する公園を散策。公園では、例によって楽しい光景がいくつか。クリスマス用の踊るトナカイのおもちゃも面白かったが、
驚いたのは、電動立体紙芝居。仕立ては紙芝居そっくり。しかし、絵に代わる人形が飛び出して音声はスピーカーから。黒山の人だかりとまではいかないが、それでもかなりの人だかり。それよりも、と言おう。むしろこの公園を降りたところの下町は楽しかった。迷路のような狭い路地のたたずまいと凹凸の石畳。落書きに汚れた壁。そんな中で、玄関の壁に描かれた聖母子画。駄菓子屋にバー(コーヒー・アルコール・スナック)。そのバー。席に着くと立ち飲み90セント(約150円弱)のコーヒーが1.2ユーロー(約200円)になる。とにかく歩いて飽きないローマの下町。そして、路地裏までも巡回する電動バス。日本でもどうして実用化しないのか!
そんな下町のトランテベル教会には歴史がある。3世紀。いわゆる無産階級と金持ちの結婚は不可。しかし、カリスト教皇はおふれを出した。「パウロが説くとおり、もはや奴隷も異邦人もない。みなが神の子。だから、愛し合う二人は教会に来なさい。祝福してあげる。」当然と言えば当然だが、出自にこだわる人々には衝撃的。で、この教会もカリストの命により建立。結婚式の多い教会だという。それはそうだろう。
ちょうどお昼の司教ミサ。さすがにバチカンのお膝元。超満員!婚約式を済ませたというノンちゃんとタカちゃんのため、また若い夫婦たちの為にお祈り。出口の売店で二人にプレゼントを買った。それにしても二人はこんな日にメールをくれるなんてラッキー?
しかし、我々は、なんと言えばいいか。本部での一時のお昼に間に合うべく足を速めていると、「日本人?警察だ。」覆面パトらしい車が横に。警察手帳らしいものをかざしている。「あ、これはインチキ警察?我々をだまして・・・」と思ったのだが・・・。「パスポート!ドラグは?銃は?」「ナイナイ!」「ドルを持っているか?出しなさい!・・・アンタもだ!」「偽札ではあるまい。ほんとに何にも他に持たない?」「僕らはカトリックの神父だ。ボクは、司教で彼は秘書だ!」声を荒げると「・・・気をつけてください!間違いないね!」「今パスポートを見せただろう!」「分かった、分かった。気をつけてください。」最後は笑顔。それにしても、ローマンカラーを覆ったマフラーを、「この紋所が・・・!」とサッ!というゆとりがなくて残念だった。
日本から、ドラグブローカーが入国したとの情報があったということだったが・・・。それにしても、スピード違反で散々質問されたことはあるが、通りを歩いていて、日本のヤクザか?と疑われたのは初めてだ。記念すべき日?記念すべきと言えば、最後の訪問は、胸から光が射しているあのイエスの御絵の教会で原画の主とご対面。これは嬉しかった。もちろん、鹿児島教区を守ってくださるように、その他沢山祈った。今日は3時間という短い時間だったが、有意義な巡礼だった。
夕方5時サンタマルタホテルへの移動はブラザーが送ってくれるとのこと。
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Re:日本のマフィア?
まるで水戸黄門と一緒に旅をしている気分です。
巡礼では行かない所もこれからも見せてください。