・・・私たちは地上にあっても、あなたの祈りによって天の門に近づくことができる。御子キリストのいけにえによって購われたから。栄光と賛美は、教会の中にあって母の座をお与えになった三位の神に代々とこしえに。

今日はマリア様の誕生日。朝の祈りの賛歌の一部を勝手に訳してみて気が付いた。詩編を中心にした典礼聖歌は素晴らしいが、ダビデは主を知らなかったし、マリア様を知らなかった。だからこうした賛歌を残せなかった。当たり前のことだが・・・。

それというのも、数年前、韓国人神学生のお世話係のフィリポさんが「典礼聖歌では力が出ない」と言われたことが気になっているからだ。確かに韓国の聖歌は応援歌みたいに力強い。そんな折、最近、「典礼聖歌は御詠歌だ」という声を聞いたこともあって、教会の祈りに上記のような力強い賛歌がないのを物足りなく感じている。もっとも、この訳は原文の力強さを全く反映できていないのだが…。

そういう傍らで、小聖堂からは連日のように元気のいい賛美の歌が響いてくる。実は、日本の本部をこの鹿児島に置く“燃える芝の会”の創設者のシスターが来鹿中だからだ。国際的なネットワークをもつ執り成しの祈りの会で、宣教を目的とし、家庭や地域、国が福音の価値観で刷新されるように祈り続けている。司祭たちのためにも真剣に祈ってくれる頼もしい祈りの助っ人たちだ。

折しも、明日は“祈りの小教区を目指して”の教区評議会。1時間ほどの面談で、10月11日から始まる信仰年に合わせた祈りのプロジェクトに関して多くのヒントもいただいた。いくつかは、早速、明日のミサ後の講話で紹介するつもりだ。

ともあれ、今夜はマリア様の誕生祝い。ビールを買ってこなくちゃ。