ベンゲット日記(4)
変わらないことの一つに、ハエの多さは相変わらず。感動的なのは、ハエ叩きすらなく、ましてや、苛立つ人もなく、黙々と手で払うだけ。
ボクにはたまらないが、ハエとの共存共栄をヨシとせざるを得ない。従って、大皿に盛られたごはんをとるにも、できるだけ下のほうからすくうことになるわけで、あからさまにするのも気が引けるので、ひと苦労だ。
16日10:00のミサでは、一組の夫婦が受洗。イグレシアニ クリスト(フィリピン生まれの新宗教)からの改宗者。どんな経緯があったものか。そういえば、先日、ザビエル教会でも改宗の申し出があったと主任司祭から聞いた。サンミ神父さんの説教はたまに英語が交じるイロカノ語なので分からなかったが、「お帰りなさいなさい」が何回か繰り返されていた。開祖がもともとカトリックなので、「お帰りなさい」ということらしかった。29年前の100%カトリックは80%まで落ちているとサンミ神父さんが言っていたが、こうした新興宗教に宗旨替えする人がいたりするのかもしれない。それにしても、お御堂を拡張する必要に迫られたというのは分かりにくいことだ。
お昼は信者宅に大半の人がゾロゾロ。司祭とリーダーらしき人々はソファーのある高床式の二階へ。他の人々は階下や庭先で思い思いに。29年前のバクンでの様子と同じだ。それにしても、司祭館に勝るとも劣らないおびただしいハエの歓迎に絶句。平然さを装うのも、また苦労。こういう環境に鹿児島の信者達を連れてきたらどんな顔をするか、見たいもんだ。それに、食事に呼ばれるとなると、誰が行くのか、何人行くのか、日本なら大騒ぎになるはずなのに、なんの混乱もなく粛々とことが運ぶのは楽しい。
帰館後日記を書く。外では、子供たちが遊びに興じ、若者たちは、飽くことなく、1mあまりの白い棍棒を叩いて踊っている。リズムをとるための伝統打楽器の一種らしい。18日の地元出身のシスターのお祝いの出し物の練習らしかった。今日も8:00就寝。毎日、たっぷりの睡眠が嬉しい。
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