ベンゲット日記(1)
5月14日(月)インチョン空港。午後8時。9時のフライト前に軽く済ましておこうと、“クリスピーロール”なるものを注文。パリパリの細い麺が入っていて、のり巻きならぬ卵巻き。ボリュームたっぷりで、不本意ながら三切れほど残す。機内食は断り、ワインだけ。iPadで読書。
定刻の23:55より10分以上早く着いた。サンミ神父、ピーターと息子のポールが待っていた。ピーターが二十歳の頃から24,5年の付き合いなので、息子にはボクのパウロを上げたという。そして、子供たちには、ボクのことをロロ(おじいさん)と言っている。途中、サンミ神父さんがスイカを4個ほども購入。バギオ郊外のピーターの家に着いたのは午前4時前。そのままベッドへ。立派な家で驚いた。いつこんな立派な家を?といぶかったが、海外に住む義理の姉さんの家だと聞いてナットク。
8時に起床してシャワー。案の定、水!標高1500mだけに、外気は鹿児島よりも涼しく、さすがに少し気合が要る。後でポカポカするから気持ちはいいのだが。
10:00過ぎ司教館でサンミ神父と合流。ピーターは仕事へ。町の総務課長だ。元神学生の町長さんの好意で抜擢された。しかし、町長の任期とともに仕事も失うことになるのだという。来年3月が期限だが再選されると仕事も継続。世界で№3の汚職天国と言って笑っていたが、こうした入庁はまだまだ序の口。むしろ、かつての奄美を彷彿とさせて懐かしかった。父のところにもよく口利き依頼の人が来ていた記憶がある。
カテドラル横のショッピングセンターで靴下三足購入。ゴミゴミしているが、かなりの規模でたくさんの店が入っていた。驚いたことに教会所有のテナントビルでテナント料はマウンテンプロヴィンス教区ほか計3教区で分けるのだという。たこ焼き屋も入っていた。そういえば、フィリピンでは日本文化にたいする評価は依然高く、子供たちにとって人気№1のテレビアニメはナルト。息子のポールに聞かれたがはじめて耳にすることでボクにはよく分からない。
さて、ピーターと別れて、11時少し前、29年前初めて訪れたパリーナへ。ベンゲツト州の州都トリニダドまで約1時間。ピーターの故郷カパンガンまで約2時間。しかし、舗装はまさに道半ば。酷い悪路は29年前と変わらない。部分舗装の国道を3時間ほど行ったところでパンのお昼。谷川で手を洗ったら冷たくて気持ちよかった。29年前、早朝5時起きで乗ったダングワ トランコバスが通り過ぎた。懐かしく数枚パチリ。かつては木造車ではと思しきひどいものだったがきれいに進化していた。ただドアを開けたままというのは変わらなかった。
キブンガンでは是非会いたい人がいた。29年前、パンのお昼をとった小さな店の主人アキノさん。
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