パンプローナは初秋
今朝の気温は19℃。日中でも27℃。街路樹も黄色くなり始め、近くの山も紅葉が始まりかけている。そんな心地いい中で、園田君が学ぶビダソア神学校でミサ。
2ケ月前に完成したばかりだという神学校はきれいで、鹿児島の若者たちも目を見張った。素敵過ぎる園田君の部屋にも歓声が上がった。広くゆったりした談話室。天井に収納されたプロジェクターで映画を楽しむこともできる。映画といっても娯楽本位のものではなく、あくまで霊的生活に役立つものだ。
何よりも目を引いたのは聖堂の十字架。上に伸びる異様な枯れ枝。十字架の元に張りつめられたおびただしい数の白い花?実は、木が逆さまになった状態で、神に根ざした生活こそが豊かな実を結ぶという意味だと聞いて納得。そして感動。誰かが思わず感嘆の声を上げた。「WYDのテーマだ!」ザビエル様と福者レオ七右衛門の像をプレゼントして市中観光へ。
名物の牛追いコースをたどりながらカテドラルへ。「敵の侵入を監視する見張りやぐらもあります」という説明に思わず口を挟んだ。「キリストの教えを説く教会と矛盾しないか?」「当時はそれが普通でしたから。」当時はそれも時代だった、と聞き流してもいいかも知れないが、そんな「非福音的な生き方を選んだ教会の過去を振り返ることは、私たちがキリストの真の教えに忠実な未来を築くためなのです」というメッセージがあったらいいと思ったからだ。無理な要求だとは思うが、遺産を見て回るだけではどんな説明を聞いても他人事で心に響かない。ザビエル城はさすがにザビエル様生誕の地。多くの人でごった返していた。塔のテッペンで記念撮影。
夕食に運転手のマリオさんも招待。「神様は一つだけ過ちを犯した。・・・人間に一つの言語だけを与えなかったということだ。」「神様を弁護したい。『だから私はあなたに、いろいろの国の言葉を話す能力を与えた。』」スペイン語にフランス語、英語、ドイツ語を話すポルトガル人ドライバーは「いや、実は神様にそのことを感謝しているのです」だって。さすが、心はカトリック。「今度はマリオさんの国に行こう!」そうだ、そうだ!の歓声のうちに帰路についた。
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Re:パンプローナは初秋
でも、久しぶりの幼稚園。子ども達の存在が今まで以上に愛おしく感じれました。
鹿児島の巡礼団がパンプローナでまた素敵な経験が出来るようお祈りしてます。
そして、帰国してから、いっぱい話して聞かせてくださいね☆彡
Re:パンプローナは初秋
コメントありがとう。そして、疲れを癒す暇もなく早速仕事。本当にご苦労様。
昨日マドリッドに帰ってきました。
明日朝6:30にホテルを出て帰国の途につきます。
帰ったら、みんなで集まって反省やら今後のことなど
話し合う予定です。
では、園長先生はじめ、先生や教会の皆さんによろしく。
マドリッドより愛を込めて。