復活という始まり
1年半もの準備期間を要したWYDが閉幕。次期開催地はリオデジャネイロ。2013年7月。閉会ミサ後のお告げの祈り前に発表された。あの熱いブラジルの若者たちが歓喜したことは言うまでもない。
WYDは主の受難記念する十字架の道行きに始まり、土曜日の過ぎ越しを祝う教皇との夕の祈りがなされ、青年たちはそのまま持参した寝袋で野宿。今回は軍の飛行場跡。6時頃から太陽をさえぎるように雲が西の空を覆い、教皇来場まで2時間あまりも待つ身にとっては、灼熱から解放されると喜んだというのに、お祈りが始まってまもなく9時頃、ポツリポツリがたちまち突風を伴った大嵐に。祈りも30分ほど中断。「昼間みんながあんまり乾いたので神様が十分水をくださいました」のアナウンスに会場からは拍手も。野宿の青年たちの様子が気になったものの配布された連絡用携帯がつながらず、未だに実情が分からない。本当の徹夜祭になったのかも知れない。宿舎に帰ったのは12:00前。今回も遅すぎる夕食。
明けての今朝は、復活の朝にふさわしく快晴。9:30派遣のミサ。会衆は200万人とも。広大な空港跡地だけに遠くがかすんで見えるほど。動画で紹介予定。
18日(木)の教皇歓迎式典に始まった2時間待ちの日程が、あるときは室内で、あるときは炎天下で容赦なく課された。暑さには慣れているはずのフィリピンの司教さんが「拷問あだ」と首をすくめたほどだ。やることもなく、ひたすら待つことがこんなにも疲れるとは!お陰で春ではなく夏の灼熱の元で主の受難を十分体験することができた日々だった。それだけに、今日の閉会ミサはまさに「なし終えた」復活の喜び。明日は、青年たちの宿舎となっているドミニコ会の元神学校で振り返りの一日となる。20日に続いて2回目となる赦しの秘蹟も。そして、夕方のミサで日本巡礼団の派遣式がなされ、お別れパーティーで閉会となる。
テーマソングの英語版がハンドブックにあったので一番だけ紹介したい。
繰り返しの部分は”信仰に固く立とう、信仰に固く立とう。私たちの友、私たちの救い主キリストの道を行こう。主に常に栄光あれ!主に常に栄光あれ!キリストの道を行こう。信仰に固く立とう”①傷ついた私たちを抱きかかえてくださるあなたの手、私たちのものの見方を清めてくださるあなたの目、赦しの言葉を語ってくださるあなたの唇、充実した人生を見つけるために私たちの歩みを導いてくださるあなたの足、おお、キリスト、あなたは私たちの兄弟、おおキリスト、あなたは私たちの友、あなたは私たちの主、私たちを信仰に固く立つ者にしてください、私たちを信仰に固く立つ者にしてください!
歌詞は素朴で若者たちにふさわしい。何度何度も流されたので日本の若者たちも、少なくとも、s繰り返しの部分はすっかり覚えたようだ。往復のバスの中でも口ずさむ司教さんがいたり、確かについ口ずさみたくなる。この歌詞のように青年たちがキリストとの友情を深めてくれることを祈りながら、徒歩巡礼に寝袋での毎日、本当にお疲れ様でしたと言いたい。そして、WYD体験が復活の体験となり新しい始まりとなるように、エールを送りたい。
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