36年前の巡礼
今日の日曜日まで、ゆっくりさせてもらうことに。小教区の司祭たちにとって、一番忙しいときに気は引けるのだが。で、一人巡礼を楽しんだ。と言っても、36年も前の8mmをDVDにしてもらったもの。
鴨池教会3年目の1977年8月に実施された青年たち主催の聖地巡礼。それというのも、メンバーの一人が、学生時代、仲間たちとヒマラヤにスキー旅行をしたという耳を疑うような話をポロッと口にしたのが始まり。期せずして、「行きたーい!」ということになった。
初めての海外旅行は、エルサレムから、がリラヤ地方、そしてルルドまでも。無声とはいえ、カラー。北京空港に立ち寄った時の中国人親子とのスナップに始まり、アテネ、そしてエルサレム、死海、ベドウィンと羊の群れ、初めての聖地の風景に我を忘れたものだ。印象深かったのは、みんな若々しく、ハツラツとしていること。当たり前と言えばそれまでだが、髪ふさふさの自分がまぶしく見えた。
当時の司祭館の食事担当の親子もいて…。そういえば、あのころのジュンちゃんは3年生だったか、今では、押しも押されぬ立派な母親になって、タオル製造会社のおかみさんでもある。
カファルナウムからカイザリアに渡るボートでのことは昨日のことのように覚えている。どこかの国の団体と一緒になり、ランニング姿の神父さんが終始盛り上げ役になり、最後は司教さんの祝福にしおらしく頭を垂れて「アーメン」と答えた姿は、やはり司祭だと実感したものだ。カナではワインを購入したが、どこかに置き忘れたことが思い出された。再びエルサレムに帰り、旧市街での十字架の道行き。巡礼者用に貸し十字架がることに驚いた記憶がある。僕らは、まじめに各留で聖書を読み黙想した。
そして、岸までも届きそうな豊かな水量のルルドのガーブ川。この夏、大水の被害を受けたとのことだが、あれではさもありなんとの思いを新たにした。ルルドの水を日本に送れます、との知らせに、大きなタンクに水を入れて、汗をかきかき郵便局に持参した。修道服を着た修道者(司祭?)が目をむいて、「そんなもんここでは送れない。送りたかったらXXX」とわめきたてられたことが思い出された。水を送ると言っても、水そのものを持っていくのではなくて、手続きをして金を払うだけのことだと知ったのは、まさに後の祭り。無知とは恐ろしい。1時間半ほどだったろうか、もう一度みんなに呼びかけて再訪したいと心底思ったものだ。やはり、トシをとったか。
昨日の10キロランは1週間ぶりだったが、午後の約2時間のバイクも久しぶり。
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