日付を入れて気がついた。3月11日、大阪京橋で大震災の号外を手にした日だ。ああ、もう4ヶ月もたってしまったのか。そういえば、被災地では全教区の担当者会議がなされている。どんな風な話し合いがなされたのか、報告を待ちたい。

教区報の原稿を送ったところで、久振りに自転車で墓地巡礼。「持ちのいいのにしましょうね。」墓地入り口の花屋さんの接客はベテラン。一目で分かったところがニクイ。「そうですね、なかなか来れないものですから。」微妙な言い訳をさせられてしまった。「たまにしか来ないものですから」と正直に言うべきだった。

ともあれ、先ずは、数ヶ月ぶりの旧教会墓地。鬼百合の咲く季節、あの土手はどうなっていることやら。毎年、除草の犠牲になって、小さなユリの子供たちが他の草と共に一網打尽。きれいさっぱり刈り込まれている惨状を毎年のように目にしてきたので、ついぞ赤い鬼百合にお目にかかったことがない。ワクワクしながら登ってみると、なんと、難を逃れたユリたちが明日にも咲かんばかりにつぼみを膨らませているではないか。嬉しかった。上り詰めてみて驚いた。除草作業はちょうどそこまでで終わっていた。明日から下りの土手？それとも、咲き終わるまで待つつもり？そうだといいのだが。こうなると明日も行って確かめないと。

ともあれ、我らが聖地はきれいに除草がなされていた。Ｋさんに違いない。周囲は草ぼうぼう。数年前と立場が完全に逆転だ。強い西日を受けながら左側の除草。気がつくと小さな蚊が数匹両足にたかっていた。お祈りもそこそこに退散。我が先祖のお墓を数杯のバケツで水洗い。

帰りしな、Ｋさん宅によって韓国土産の淡い鶯色の石で出来たロザリオをプレゼント。宝石の一種だということだったが。

帰宅後そのまま室内ラン5キロ。