二つのあせり
雨の中を各地から司祭たちが参集。一ヶ月置いての司祭定例総会。今回のテーマは重たかった。
教区の看護協会にも応援を頼んでの勉強会。一見平和な日本にあっても心の問題は別。人の心の世界は計りがたい。それだけに、心に問題を抱えるといっても単なる悩みとは違う質の問題は司祭といえども素人。
「○○教会で相手にされなかった」とか「他教区では組織的に取り組んでいるところもある」と聞くとあせってしまう。かといって司祭たちの声を聞いても個人での対応には限界がある。つまり、単に疲れるだけでなく有効なケアができない。何とか体勢を整えてどんな人々にも対応できる癒しの教区を目指す必要があるし急がれる。
幸い、今日見えた看護協会の二人のシスターは看護師で一人は大学で教鞭をとる精神衛生の専門家。更に仲間の中にも専門的な訓練を受けた司祭がいることも分かったので今後に向けての具体的な展開が期待できそう。当初は一時間ほどを想定していたが二時間近くも一つのテーマに専念できた。この問題についての関心が高い証拠。また配布された資料をもとになされたスターの話は今後の司牧活動にとってきわめて有益なものだった。司祭年半ばで思いがけない研修総会となった。
先日友人に貰ったブックレット。表紙に横たわる大きなサメの死骸にも驚いたがページをめくって思わず数を数えた。今年9月までに海岸に打ち上げられた35匹もの大型魚の死骸が次々と紹介されたいたからだ。いずれも川内原発周辺の海岸だという。「温排水と海の環境破壊」という表紙のサブタイトルが怖い。もっとも、死亡漂着の原因は特定できていないとはいうが・・・。原発にって光を供される人間と命を失う海の生物たち。想像するだけで胸が痛む。猫の狂い死にで始まった水俣病の二の舞にならないとも限らない。今日二つ目のあせり。単なる想像だといいのだが。
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