修道院でのひと時
旅の第一日目24日(月)の宿泊は有田の老舗旅館。「私は伊万里から通っています。30分です。」「エッ、伊万里!?30分!?」夕食のサービスをしていた仲居さんの言葉に一斉に反応した。
翌日は雲仙への移動日。伊万里の修道院に行きたいという声があったものの、距離的に無理との判断で、吉野ケ里見学を決めていたのだった。「伊万里へ行こう!」と食事の間に衆議一決。
明けての25日(火)、サービスエリアでもらった地図を頼りにいざ伊万里へ。車を走らせながら、修道院に電話を入れ、道順を教えてもらいミサの予約もOK。お昼もどうぞということになった。神学生の時に一度行ったことがあるので、40数年ぶりということになる。山の中腹ということ以外記憶に残っているものはないので初訪問に等しい。何度か電話をしながらなんとかたどり着いた。
案内の看板に従ってかなり登ったところで大きな門を通り中庭に入るとなんと、かつて鹿児島で十数年働かれた木陰神父さんが待っておられて驚いた。病気になったチャプレンの替わりだという。院長さんとも話ができた。41名のうち3名はベトナム出身。4名は志願者。志願者が絶えることはないのだという。
10:30にミサ。黙想中の女性一人とシスター3名も参加。11:45から六時課の祈りがあるというので、ミサ後時間まで散策。門を出たところで、原野の向こうに白い十字架が数十本。家族を離れ、世間から身を隠すかのように山深くに身を置き、ひたすら祈りの生活に生涯を捧げたまさに聖なる人たちが眠る墓地。思わず立ち止まってアベマリアの祈りをささげた。
まだ少し時間があったので裏山に行くと栗林。大玉の栗を10数個拾った。ポケットに入れて持ち帰り、院長さんに見せたら、その10倍ほどがプレゼントされた。六時課の祈りをiPhoneに音声保存。美味しいお昼の後で名物のゴーフレットなど三種類が詰まったお菓子セットが各自にプレゼントされた。
図らずもあの仲居さんの一言で、トラピストでの念願のミサを捧げることができた神様の不思議な計らいに一同感謝しながら身も心も満たされて下山。吉野ヶ里もパスして小浜に急いだ。
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