煉獄の扉が開かれた
「煉獄にいる霊魂の驚くべき秘訣」と題する小冊子が送られてきた。結論から言うと、自分が最も苦手としていた煉獄の実情というか現実が見えてきたように思った。もっともひとりの人の証言ではあるが…。
苦手というのは、子供の頃聞いた、煉獄の火は地獄と同じくらい熱いという話が、神学の知識とは別に、いつもどこかにあって、天国に真っ直ぐという自信もないので困ったなあという思いがあったからだ。この小冊子を読むと、業火に苦しむ描写ではなく、さまざまな懊悩から解放されたい人で満ちているところという感じだ。
何よりも慰められたのは、過失なく生きようと腐心するよりも、辛いことに遭遇したら大小の別なくしっかり受けて立つことで天国が保障されるという確信に満ちた言葉だ。まさに救われる思いだ。主人公は、50年にわたって煉獄の霊魂の救済に関わってきた人なのだという。煉獄の霊魂とは、自分の足りなさが100%良く分かって、心底、何はさておいても“救われたい!”と切望している人たちで、少なくともボクにはこの切実さがないということが分かった。
「煉獄に司祭はいますか?」という質問は面白かったが、「たくさんいます」に思わずガクッ。ミサを大事にしなかったからだという。肝に銘じよう。
免償のことも書いてあって、これまたもう一つの苦手が解消した。人は誰であれ、赦してもらったら、恩を感じてなにがしかの感謝の気持ちを表そうとするものだ。償いの気持ちと言ってもいい。免償とは、神様の心に反するたくさんのことを赦してもらったことへの恩返しとして、もっと愛の人になろうと一念発起することに対して、神様が、アンタがそんな風に感じてくれているなら嬉しい。だから、今後はその気持ちを忘れずに歩んで欲しいというお返しの言葉と共にすべてを水に流してくださること。
まあ、神様とボクとの間にそんな風な関係が生まれること、と理解することにした。いずれにしても、免償は、一人も滅びることのないようにという神様の愛の心遣い。今日の結論。
今日の中バシリは5キロ。
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