初誓願式
聖マリアの奉献の記念日の今日、ベトナム人シスターの初誓願。一年ぶりに訪問。市内とは寒さが違う。ミサの第一朗読は数年前初誓願を済ました先輩シスター。
明瞭な発音と澄んだ声、思わず聞き耳を立てたほどに心にしみる朗読に感激。さすがだ。一方、たどたどしい日本語で応答する修練者。「シスターマリア・エリザベトあなたは何を願いますか。」「司教様、私は、父である神と主イエスの慈しみにより、イエス・キリストのいと貴き聖血礼拝修道会の一員として、主によりよく仕える恵みをお願いいたします。」
ベトナムからの第一陣4名を迎えたのは5年前だったか。「私たちはお祈りするために来ました」と口をそろえて明言したのが印象に残っている。志は引き継がれ、あれから、7名に増え、高齢化した修道院に活気が蘇った。
その活気を体感したのは、ミサ後のパーティー。肩で息をつくような緊張感の誓願式とは打って変わって、日本語学習3カ月の実力を駆使して、元気な声でシャベルしゃべる!「エーッ3カ月?!」たまたま、同席した日本で働く韓国人シスターが絶句したほどだ。遅まきながら、語学上達の秘訣を改めて見せつけられた感じだ。
それにしても、先輩のシスターたちは、いくぶん年期が入っていることもあって、甲高い声で、もう我が物顔。来客を迎えてのお祝いで沈黙解除令が出たせいで興奮状態。「耳がつぶれる!」と声を上げたらダブルで反応。効き目ゼロ。そんな、孫やひ孫たちの騒々しさに目を細める院長さんの姿が、また印象的。「まるで、映画を見ているみたいダワ。」初めて同席したシスターのカンドウが楽しかった。「観想修道会のシスター」のイメージを完全に覆されたからに違いない。
ともあれ、今頃、いつもの沈黙の世界に戻り、静かな生活が始まっているに違いない。メリハリという言葉が蘇った。心楽しいひと時をありがとう。ますます祈りの道を深めてほしい。
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