加世田ミッション(2)
昨日22日主日のミサは人であふれた。第一日曜日に来ることになっているというフィリピン人のグループが、司教来訪の知らせを受けて急きょ駆け付けたからだと後でわかった。それに峠を超えた向こうの鹿児島市内からは地元出身のシスターはじめ信徒5,6名も。
閉祭の歌の後、退場しようとしたら主任司祭に制止され、信者席に座るよう促されたた。ミサ後にパワーポイントによる福音のメッセージのまとめと課題を提供することになっていると知らされていたことをすっかり忘れていた。
当日の福音はマルコ6.30-34。福音の場面を絵で紹介しながら聖書が朗読され、食べ物の問題と霊的飢えが福音が示す問題であると明確にした。加世田、枕崎には食べ物の問題はないが、霊的飢えの問題はある、と。一番は主日のミサを大事にする。頑張りましょう。つたない言葉ながら熱心さと誠実さで十分伝わった。昨日二人だけで話した時、時々来ていた人も毎週欠かさず来るようになったと喜んでいたが、合点した。
全員での記念写真が終わったと思ったら元気なフィリピン人たちに囲まれた。久しぶりのマノ(目上の手を取って自分の額に当てる挨拶。祝福を願うものらしい)が殺到。その後の持ち寄りパーティーがバイキングというのも真新しいことだった。かつては、応接室と台所は別の部屋だったと思うが、第二朗読でパウロが言う隔ての壁がすっかり取り払われて広々とした集会室に生まれ変わっていた。
ここでもフィリッピン人たちは元気で英語やタガログの讃美歌をたくさん歌ってくれた。取り巻く地元信者たちも繰り返されるメロディーに乗って口を動かしたりしていた。地元の信者たちとのこうした交わりこそ、長年の夢だっただけにとても嬉しかった。9月からは月二回来ることになっているということだった。
司祭や司教には深甚の敬意を惜しまない素朴な彼らが信者たちともっともっと仲良くなれたら、文字通り隔ての壁が取り払われて新しい教会の姿が加世田で実現する。そんな予感を強くした訪問だった。
市内はお祇園サーのお祭りで、交通規制が敷かれ、教会前のザビエル様通りはバスと乗降客とで混雑していた。100年の歴史を誇るかけ流し温泉は今日から「改修工事のため装いも新たに11月にオープン」とあった。見納めだったとは!
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