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助祭夫婦会議を目指して

作成者 admin投稿日 2011年03月07日 14時48分 最終変更日時 2011年03月08日 06時40分
終身助祭6人目誕生

気高く清く

3月6日の日曜日午後2:00。2年の準備期間を終えた川口さんと石神さんの叙階式。

前日の好天は一転して曇りから雨に。それでも、出身教会の加世田、阿久根教会から多くの信者たちが駆けつけた。奥さんに先立たれた川口さんには、兄弟姉妹に、北海道で働く息子さん、それに同居の孫さんたちも神妙な面持ちで式を見守った。石神さんには奥さんはもちろん、職場の老人ホームから職員の皆さんが同席。

説教は、先月20日の奄美での講話の続きみたいになったが、どうしても強調したかったのが、終身助祭の独自性。それも、いろいろ調べたがついぞ出会うことのなかった「助祭夫婦会議」。助祭だけが集まるのでは司祭会議の亜流になりかねない。奥さんを通して女性の声が反映される。地域密着でお隣ご近所を誘う。だから、会議の場所は生活の臭いのする家庭が望ましい。しかも、子育て中の現役夫婦を助祭夫婦に選任することで、新しい召命の道としての終身助祭二桁構想は教会活性化の切り札となる。ミサ後の茶話会での石神助祭夫婦との会話でそんな夢に向かっての一歩を予感。

話を式に戻そう。連願の間、床に伏して祈る姿は神への絶対恭順の表明。いつも感動的だ。司教按手をもって叙階の秘蹟が授けられた。み言葉の奉仕、 典礼の奉仕、 愛の業の奉仕。終身助祭の役割が訓示され2人に聖書が手渡された。

式後の茶話会で一人のお年寄りに声をかけると、「元気が出ました」と顔を輝やかされた。「元気が出る。」これこそ活性化でなくてなんであろう。第2コリントの4章だったか、「私たちは落胆しません。たとえ私たちの外なる人は衰えていくとしても、私たちの内なる人は日々新たにされていきます。」そうなのだ、高齢化を嘆くのでなく、「主イエスを復活させた神」は決して高齢化することはないことにこそ希望を抱くべきなのだ。

ミサ直前、急逝されたシスターの訃報にショック。3月3日の卒業式後の会食でいつもの明るさでもてなしてくれたばかりだったのに。通学バスの事故その他で心労が重なったのかもしれない。それにしても、人知を超えた神の計らいの不思議さ!

夕方の新幹線で一時帰国中の長いお付き合いの夫婦を訪問。一年ぶりの再会を楽しんだ。

喜びと悲しみと再会の喜び。昨日は変化に富んだ一日だった。

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