把手共行(はしゅきょうこう)
把手は「器物の、手で握り持つための突き出た部分。とって」(広辞苑)。つまり、ともに手を携えていくという意味。立正佼成会の開祖様がよく使われたという。
3月5日。24節気(せっき)の中の一つ啓蟄(けいちつ)。土の中で冬眠していた虫たちが這い出てくること。3月6日頃だという。実は今日5日は日頃かかわりのある立正佼成会の創立記念日ということで招待を頂いた。「今日は啓蟄。春を知った地中の虫たちがうごめき、天地自然が動き出すとき、開祖様は信仰の道を動き出された」という教会長さんの言葉があったからだ。
みことばの祭儀に相当する部分は荘厳。全員で読み上げられた会員綱領の結びは「平和境(常寂光土じょうじゃっこうど)建設のため菩薩行に挺身することを期す。」つまり神の国建設のため愛の業に励み、みことばの宣教に邁進します、という力強い決意表明。30名の会員による奉献の儀は厳かで感動的。教会長さんの先唱に続く信徒の応唱は共同祈願のよう。お2人の分かち合いは赤裸々で、救われた喜びの体験談。会堂を埋めた500名余りの門徒の方々とともに感動。
引き続いての「郡山司教さまのご講話」は立正佼成会との出会い、ザビエル様と忍室和尚との対話、そして「全てはお手配(神の計らい)によって起こることなので、私たちに偶然はない。だから、開祖様に倣って『目の前に来るものをより好みせずに全部受けていく』。私たちはタダの人ではない。どんなことにも感謝できる信仰の人。常寂光土建設のためにともに歩んでいきましょう」みたいな話を45分も。
カトリックを「排他独善の宗教」と批判していた開祖様が公会議に招待されたのは最後となる第4期の1965年。それ以来、仏教界にあってもっとも親カトリック派となった。応接室にはヨハネ・パウロ二世と握手される写真も。
会員の皆さんの「仏性礼拝」で迎え、「仏性礼拝」で送りだす姿は異体同心のことばにふさわしい。灰にまみれた車がピカピカになっていて驚いた。まさに菩薩行。感謝。4月24-30日の諸宗教対話担当者研修会への教会長さんの1日参加の意向を早速メール。かつて、仏教はザビエル様を嫌ったというが今日はそれを越えた?
明日は2人の終身助祭叙階式。
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