同じ心の者
「神父様にキリスト様の愛が一杯を祈ります.メール有難くよく受けてよく読みました.司教様と神父様の意見はよくわかりました.
しかし私とドミニコは聖地巡礼に行かないことにしました.その理由は日本と心を一緒にするためにです.私どもは日本鹿兒島神学生です.私どもの心を理解してください.」
聖地巡礼に行きたい、とのメールを韓国人神学生アントニオからもらったのは震災前だったと思うが、その後「行かないことにした」とのメールが届いた。大丈夫だから、巡礼に行くように、そして費用も送るからと促したのだがやはり行かないとの返事。こちらとしては要望にこたえるべくすでに予算も計上していたのでその旨、事務局から心配ないから行くようにと再度送った促しのメールへの返事が冒頭の引用。
行かない理由がやっと飲み込めて感動した。震災を気にしているのだと分かったからだ。そんな非常事態に巡礼どころではないとの判断に違いない。そう言えば、3月か4月のことだったように思うが、「震災で大変・・・」とか何とかそんなことが書いてあったようなきもするが、日本ではすでに自粛ムードは返上された感があるので、すっかり意識の外に。
ボクとしては、鹿児島教区の厳しい台所事情は3年前の初対面のときから話していたので、そのことが気になっての辞退かと思っていたのだが、もっと高邁な動機だったのだ。鹿児島の神学生という自覚の深さも嬉しかったが、何よりも「日本と心を一緒にしたい」という2人の爽やかな心意気に感動。「ワタシノムネ、アナタトオナジ。」かつて浦上の信者がプチジャン司教にささやいたことばが蘇った。
今日のランは快調。
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いろいろな場所で,いろいろな形で人とつながっている
有り難いなあと日々思います。
できることをできるだけやってみよう。そんな気持ちで
届けてもらった子ども服など入れた箱に絵本を入れました。
大人ももちろんですが,
一人でも多くの子どもさんに笑顔が見られたらと願っています。
神学生さん,きっと優しい瞳をしてらっしゃるのでしょうね
いつも見てくれて嬉しいです。
個人的にも援助活動をしているのですね。感心しました。
仰るように心遣いの深い人たちです。2人は来年2月、韓国で助祭に、2年後には鹿児島で司祭叙階の予定です。お祈りください。