大口明光学園高校卒業式
数年前、大口市と菱刈町が合併して誕生した伊佐市。菱刈といえば、日本最大の金鉱山の町として知られる。薩摩の北海道といわれるほど寒いところで、それだけに、米どころであり、したがってお酒もうまい。
人口は3万弱?そんな伊佐市南端の丘、桜の名所忠元公園に隣接してたつのが理事を務める明光学園。小規模校ながら、毎年のように、特別教室に生徒寮を新築し、50年前の創立当初を知る建物は修道院だけになった。市の要請で誕生したという経緯があるだけに、今も市として、誠意ある援助を惜しまない。
卒業生は固いきずなで結ばれ、育成会という全国に支部を持つ後援会が強み。南はマレーシアから沖縄、奄美、北は関西、関東に及ぶ。英語教育に力を入れているだけに、海外で活躍する卒業生は多い。音楽も優れていて、オープニングの校歌斉唱を、挨拶に立たれた市長さんも感動され、「合唱コンクールに来ているのではないか、と錯覚したほどだった」と絶賛。式が済んだ後、卒業生全員が前に出て、きれいな、元気なハーモニを聞かせてくれた。
前後するが、「司教祝辞!」に思わず緊張して立ち上がったほど、司会の先生は気合が入っていた。「マリア様はとても苦労の多い方だった。(中略)極めつけは、十字架のもとでの、わが子が息絶えるまでの3時間。並みの神経ではもたない。お告げの時、神様にできないことはないと告げられ、『お言葉通りこの身にになりますように』と答えたマリア様の“なれかし“―ビートルズのLet it be、正確にはLet it be done to me as you sayと続くーを、どんな辛いときでも、校歌にもあるように、『聖母に従いて…』Let it be! を口にしながら強い心で生きてほしい…。」
3分ということだったが、10分ほどにもなったかもしれない。はなむけの言葉のつもりだったが、少しでも伝わったらうれしい。アットホームな卒業式だった。※音声アップは理事長シスターの許可済み。
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