日系三世と合同黙想会
1年ぶりの加世田教会黙想会。8:30から9:30まで赦しの秘跡。たくさんの人が受けた。1回目は、マリア様の七つの悲しみの黙想。30分の話と5分間の黙想。
エルサレムへの旅に始まりベトレヘムでの宿探しに家畜小屋での出産。エジプト逃避行。「剣で刺し貫かれる」というシメオンの預言(ルカ2.35)。少年イエスさまを3日間も見失ったこと(ルカ2.42)。そして、道行に十字架のもとでの3時間(ヨハネ19.25)など、マリア様の苦労や苦しみ、悲しみや痛みを沈黙のうちに黙想。
話のあとで、主任司祭が、英語で上手にまとめてくれた。近くの養鶏場で働く11名のフィリピン人も参加していたからだ。2回目は、祈りながら待つ父親の話、つまり、放蕩息子のたとえ話を巡って。1回目と同じように通訳付き。こうしたやりかたはなかなかいいと思った。彼らは一緒に生活し、一緒に働いているので、ほとんど日本語を使う必要がなく、したがって、片言どまりだからだ。
ミサ後の会食で分かったことだが、全員日系三世。三年おきに契約を更新するのだという。日系ということで、更新は優遇されているそうで、親子四人もいて、生き生きとしていた。出身地はマニラの近くだったり、ミンダナオだったりと地域は違っても、公用語のタガログで一つに結ばれている。地元の信者たちとも、言葉は通じなくても、ミサにもよく出席し、お茶の時間も一緒に過ごす。日本人を感じさせる雰囲気はもはやなく、陽気で、写真が大好き。その場で撮った写真をフェイスブックにアップしたら大喜び。オトモダチOKシテネ、とはしゃいでいた。
テーブルには手作りのフィリピン料理も並んで、楽しい交流の時となった。「司教さんは英語話しますか?」と聞かれたので、「1983年、マニラの東アジア司牧研修所に7ヵ月いたので、7ヵ月分の英語を話します」と答えたらみんなで大笑いした。この日本語は通じたらしい。愛すべき日系人たち。大事にしたい。
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