大熊ミッション
昨夜の雨に「鹿児島地方豪雨」のニュースが蘇り、帰りの飛行機が気がかりだったが明けると曇り空に変わっていてホッとした。
6:30のミサにはシスター6,7名と信徒10名ほど。ミサの間もこの三日間の大熊ミッションで目の当たりにした沸き立つような信徒たちの熱気の余韻がまるで二日酔いのように全身にこだましているようだった。それはあの聖霊降臨を体験した初代教会の人々の希望に溢れた姿を髣髴とさせるものだった。
「日本の教会の役に立ちたい」と海を渡った宣教師の熱い心には、冷静に物事を見極め状況を的確に判断し、ここと思うときには妥協を赦さない預言者の信念があった。そして、「みんなが成長するように」という牧者としての無私の主張は反撃にもあいながら結局は大半の心を鷲づかみにした。日本語の不自由さをカバーして余るほどの信頼を得ていることは行く先々での「主任司祭をいつまでも・・・」という素朴なラブコールの多さで分かった。叙階後わずか2,3年で得た輝かしい成功譚?彼自身多くを語らないが、母国とは規模の違いすぎるが、大規模教会では体験できない小さな教会ならではの醍醐味を堪能しているに違いない。
一方、36歳、叙階後6年目で主任司祭となったときの自分のふがいなさを思えば悔しいほどだ。砂地にめり込んだ車をアクセル全開で自力脱出を図ろうとして空回りばかりしているような自分の無定見な司牧とは雲泥の差だ。ともあれ「風は南から」とばかりに「新しい空気」が教区に漂い始めたことは間違いない。その予感は鹿児島本土でも大。なんだかワクワク。
ワクワクといえば今日から始まる黙想会。大分教区担当。どんな指導司祭なのか、久しぶりに再会する他教区の仲間たちとの交わりもワクワクだ。5:45オリエンテーションで開始。それまで温泉で過激なミッションの疲れを癒すとしよう。
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