島の聖霊降臨
聖堂前半分を占めているのは近くの養護施設の子供たち。シスターたちの運営だけあって小学生から高校生まで60数名。
男の子にしてもふてくされた風でもなく、聖体拝領時には神妙に頭を下げて祝福を受ける。五月は聖母月。施設内のルルドの前でロザリオのお祈りもするのだという。説教でのやり取りは7:30のミサで取り上げた「肉」問題。「肉にしたがって生きれば死ぬ!」(ロマ8,13) 目をぱちくりさせていた子供たちとの10数分は楽しかった。
今朝三つ目となる11:00のミサは和光園での葬儀ミサ。
お昼の後2:00からはミサに来ていた子供たちを訪問。昨年11月の50周年に出席できなかったので是非子供たちに会いたいと思った。まず聖堂での30分の話。ミサでのやり取りが功を奏した?のか、前に立つと手を振る子供達が。すぐに心を開く幼子たちに家庭的な暗さは感じられない。
階下では盛大なパーティーが待っていて面食らった。大きな花束の贈呈に鼓笛隊の歓迎演奏。久しぶりの演奏だというが見事!「子供たちと会って話したかった」だけだったのに!それにしても、テーブルいっぱいのスイーツにはしり込みしたが子供たちはナンノソノ。
お祝い気分でにぎやかだが情緒の安定した子が多いせいか秩序感がある。カトリックの施設らしくのびのびとした雰囲気が好ましかった。ほとんどの子供たちが玄関まで押し寄せ、中にはフェンスに走りよって手を振る子供たちも。強く生きて欲しいと祈らないではおれない。
一休みして最後の訪問地芦花部(あしけぶ)へ。むしろこちらが今日の本命、5:00の祭壇の祝別ミサ。聖霊に捧げられた教会の聖霊降臨のミサとあってか何と普段は十数名だが集まった人々は近隣の小教区から約120名と居合わせた弟子たちの数(今日の聖書と典礼注記)に同じ。
パーティーの手作り料理の量の多さはいつものこと。ある人は釣り上げたばかりの大きな魚を二匹も送ったり島の人たちのお祝いにかける意気込みはすごい。まだ若い主任司祭と一丸となって元気のある教会作りに励んでいる姿が嬉しかった。パーティーの8:00お開きも嬉しかった。
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