送り人
「5時に主日のミサ。6時15分お通夜。明日11:00葬儀ミサ。いいですか?」「ハイ、喜んで。」
不幸な病で隔離され完治した現在でも同じ療養所内に40年を過ごした人生を思うと胸が痛んだ。遺体の後方には喪主、親族、職員、入所者など慎ましやかな献花が。ミサを終わった信者たち主導で通夜の式が始まった。
97歳。まさに「天寿を全うして・・・」ということだが、そうひと言で片付けるにはあまりにも過酷な生涯だったに違いない。ときあたかも聖霊降臨。弟子たちが劇的変化を遂げた教会誕生の記念日。突然召されたとはいえ、いつも「ありがたい」と感謝してどられたというから主と出会って洗礼を受けられたことで、やり場のない怒りや屈辱感など過去のあらゆるしがらみから解放されたに違いないのだ。あの不条理の死を受け入れた十字架の主との出会いが彼女を新しくした。どんな境遇にあっても希望の証し人になれる。これがキリスト信者。そんな劇的変化を体験されたに違いないのです。
死は永遠の別れには違いないが父なる神のもとにいただいた命を返すこと。つまり復活したキリストと共に父のもとに凱旋することなのです。医師団をはじめ未信者の職員の皆さんがどんな風に感じたか知らないが、同じ信仰に生きる家族の一人としてこれまでの皆様が彼女に寄せられた親切、励ましや慰めに感謝いたします。正直な思いだった。
小教区主催の歓迎会では教会学校の子供たち10名ほどがステージに上がってマリア様の心を手話で。4歳のイッセイ君は人懐っこく「神父様になるよね」と強引に指きりげんまんをした。締めくくりは例によって島の踊り。座るのが苦しい椅子の人たちまで全員の血が騒ぐときだ。10:00前に閉会。
明日はもっとハードな一日になるゾー。
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まだ、祖父母の死にしか直面したことのない私ですが、死が永遠の別れではなくその先へ繋がりがあることだから、信者は受け入れられるんだと信者の強みと恵みをおもいます。
聖歌の♪また逢~~う日~まで~~♪と歌う時、歌詞に心を沿わせてきた私に、ああ、凱旋する、まさにそうなんだと、ストンとお腹に納得でした。
郡山司教様の、正直で自分の言葉で伝えてくださるスタイルが 好きです。ああ、そうなんだと、納得することで、信者として弱さばかりの私でも、何がしかの本物のものに出会え神様にまた連れ戻してもらえるような心地がします。
これからも、聖霊の働きが郡山司教様のうえにたくさん注がれますように。それを介して私達が強められますように。お祈りとエールを感謝をおくります。
エールをありがとう。
久しぶりにハードな主任司祭の代行をしましたが
和光園での葬儀はとても感動的でした。
別の意味で
辛さを負っている子供たちとの出会いも
これまた感動的なものでした。
祈りをとぎらせることができない毎日です。
お元気でお励みください。
子供たにもよろしく。