眼福の日
県美展を観に行った。初めてのことだ。若い頃から友人のような付き合いをしている信者の社長さんが出品、見事入選したのだという。
入り口で渡されたパンフレットによると洋画部門での公募524点中入選239点。半数以上の作品が漏れたことになるから力作ぞろいだ。
社長さんのタイトルは「風を待つ」。画面手前のクチバシのように先が伸びた大きな貝殻は調べてみたら”ナガニシ(よなきがい)”とあった。「広島県では夜泣きの薬としたため」とも。左手にはクワズイモの一種かと思われるクビレの入った青い葉が数枚。中央には右から左上にかけて小、中、大の球体。右手上には風車。若い頃は小説を書いたりもした文学青年だっただけに彼自身の心象風景を描いているのだと思うがボクにはどうも・・・。それよりも洗練されたデッサン力と色の使い方に魅せられた。そして次第に大きさを増すまん丸い球体を描く線の確かさ。つい自分の稚拙さを恥じながら何分も立ち尽くした。
もう一点は中学校の美術教師になった元侍者のレオ君の彫刻。「流れの中で想う事」とタイトルの付いたナマズ。どうやら金属の破片を溶接してあるらしかった。透明感があって気持ちよさそうに泳いでいる様子が良く表現されていた。
帰りの道は石畳で小奇麗。それに並木のハナミズキ?の真っ白な花びら?も印象的。帰って屋上に上がるとアマリリスが大輪の花を咲かせて自慢気。撮ってあげた。眼福の日。
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