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小さな聖霊降臨

作成者 admin投稿日 2010年05月30日 19時24分 最終変更日時 2010年05月30日 19時31分
純心女子大学構内

「福音宣言」はじめて耳にしたのは数年前のこと。「福音宣教」しか知らない者にとってはかなり衝撃的だった。

「福音は宣言するのもの」という発想は、大げさかもしれないが、ボクの司牧生活を根底から揺さぶるものだった。少なくと、信仰生活の質が問い直されているようで狼狽えた。その新語の創始者の講演を2時間たっぷり聴かせてもらった。

応接室でのお昼をとりながらの短い会話の中で初対面の神父さんが言われた。「四方山話なんですけどね・・・。」講演を伺ってなるほど「信仰の四方山話」であることを知った。たしかに四方山話ではあるが、神様の隔てのない愛への確信とどんなことにも聖霊が働いてくださっているという実感(リアリティーという言葉を使われた)には真実味があり、まさに「混迷を深める」今日の社会に送られた預言者だ。

教会内の相対主義というか当たり障りの無い信仰生活というか、はたまた内向きの信仰というか、とにかく教会を覆う閉塞感を打破する究極の攻略法を一挙公開。2時間でも「言いたいことはまだ沢山あるが、今、あなた方には理解できない」(ヨハネ16・12)に会場が湧いた。

爽やかな五月晴れのカトリック北薩大会。2:30、北薩や鹿児島からの参加者で埋まった会場に聖霊の風を吹かせて神の人はステージを降りた。そして聖霊に満たされた会衆は「福音宣言」へと派遣されていった。三位一体の祝日の聖霊降臨だった。

ミサ中に終身助祭認定式。「叙階式は12月5日午後2:00。場所はカテドラル」と認定式直後に喜びのお知らせをするはずだった。しかし、失念。後援会の終にハッと思い出して前に出た。お知らせ中の司会者が慌ててマイクを渡した。場違いなお知らせに会衆から失笑が漏れた。KYをしてしまった。

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